焼津市立総合病院

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病院のご案内

質の高い医療を目指して

栄養サポート(NST)主催研修会・講演会 参加記録

令和4年度

令和4年7月5日(火)開催 第1回NSTセミナー
「当院のNST活動について」栄養サポート室 田村大輔 管理栄養士
「栄養アセスメントの意義と実際」 総合診療内科 池谷直樹 医務部長
「NSTと検査」中央検査科 村松純一 検査技師

 今年のNSTセミナーも対象者を限定しての開催となりましたが、多くの研修医(一年次)、新人看護師、NSTリンクナースに参加していただきました。池谷医務部長の講義の「栄養管理はすべての治療の基盤」というフレーズは、新人スタッフに大きな印象として残ったのではないでしょうか。
(栄養サポート室 田村)
【参加者感想】
・「栄養」も1つの大切な治療であると思う。今回の研修でカロリー設定方法や体重管理の必要性がわかった。調整体重という考え方は初めて知り、興味深かった。正しく栄養について指導できるように知識を身につけたい。(研修医)
・改めて治療には栄養が大きく関わってくることを感じました。栄養状態を知る手段として検査値だけでなく、主観的評価も大切であることを学べました。必要な患者さんにはNST依頼ができるよう、日々の患者さんの観察を行っていきたいと思います。(新人看護師)

令和4年度第1回NSTセミナー


令和3年度

令和3年11月2日(火)開催 第3回NST WEBセミナー
特別講演「脳卒中の栄養管理」 
 順天堂大学医学部附属静岡病院 脳神経外科 診療部長 山本 拓史 教授

 低栄養の患者ほど予後は不良であり、死亡率にも影響すると言われているため脳卒中患者の栄養管理は必須である。今年度改定された脳卒中ガイドラインの内容、今まで出されている脳卒中と栄養関連の論文、また講師自身の臨床での経験を組み込んだ、非常にわかりやすい講演会であった。NST回診でも脳卒中の患者に介入することも多く、エネルギー投与量や蛋白投与量、また経腸栄養剤の選択方法など、すぐに実践に活かせる情報もあったため、今後の栄養介入の参考にしていきたい。  (栄養サポート室 田村)
【参加者感想】
・疾患によるものかと思いますが、早期に食事を開始し、腸を動かすことの重要性を知りました。(看護師)

令和3年第3回NSTセミナー


令和3年10月20日(水)開催 第2回NSTセミナー
「経腸栄養剤の紹介とポイント」 
 薬剤科 徳田ひふみ薬剤師  栄養科 淺沼千晶管理栄養士
「摂食嚥下障害の食事ケア」リハビリテーション科 大石悠太言語聴覚士
「当院の食事@一般食と嚥下調整食」栄養科 淺沼千晶管理栄養士
「情報提供」株式会社 明治
 栄養剤は成分や形状に加え、入院中のコスト面や退院後の使用についても考慮し選択していく必要があります。摂食・嚥下障害のある患者への安全な食事摂取のためには、食事ケアや食形態の検討など多職種の連携が大切だと感じました。(栄養サポート室 田村)
【参加者感想】
・各患者毎の消化機能や嚥下機能に適した食事や栄養剤を準備して頂いていることを知った。患者の負担を考えて適切なオーダーを出せるようにしたいと思った。(臨床研修医)
・病棟で実際に使用している栄養剤の目的や成分について知ることができました。また、嚥下障害の患者さんが多い中でケアについても学ぶことができて良かったです。(看護師)

令和3年第2回NSTセミナー


令和3年7月6日(火)開催 第1回NSTセミナー
「栄養アセスメントの意義と実際」
 総合診療内科 池谷直樹医務部長
「身体計測の必要性と看護師の役割」5A病棟 小野田聖子看護師 
「NSTと検査」中央検査科 村松純一検査技師
「情報提供」潟Nリニコ

 一年ぶりの開催となったNSTセミナーは対象者を限定したが、多くのスタッフにご参加いただけた。入院患者の40%が栄養不良と言われるなか、「栄養管理はすべての治療の基盤」というフレーズは特に印象に残った。適切な栄養アセスメントからの早期栄養介入の重要性を改めて感じ、多職種で取り組んでいきたい。(栄養サポート室  田村大輔)
               
【参加者感想】
・多職種の視点からの栄養管理について学ぶことができました。その中でも看護師の日常業務の中で、食事摂取状況など
 を把握しているからこそ見えてくるものがあり、栄養不良状態に早期介入ができたり、その他の合併症を予防でき、より
 よい医療につながるという話しがあり現代のチーム医療の中で欠かすことのできない存在であることを改めて感じまし
 た。(臨床研修医)
・患者様の適切なエネルギー量の算出のためには、栄養障害の程度や病態、治療に伴う代謝亢進の程度など総合的に把握す
 ることの大切さを学びました(看護師)



令和元年度

令和2年2月4日(火)開催 第3回NSTセミナー
「褥瘡と栄養」

 医療安全管理担当 副看護師長(皮膚・排泄ケア認定看護師)
 河原崎まどか
「特別食について」栄養科 
「糖尿病で胃切除予定の低Alb患者の一例」薬剤科 渡部紘三薬剤師
「情報提供」(株)明治

 褥瘡の治癒過程に合わせたケアや、薬剤等の治療内容と必要な栄養を知ることができた。NSTも介入した患者の創治癒の具体的な介入方法や治癒経過が示され、栄養強化による効果を感じることができた。
 症例は栄養に関わることだけでなく、糖尿病薬についての情報提供があり、専門である薬剤の知識について詳しく示された発表でした。
                (栄養サポート室 淺沼千晶)
【参加者感想】
・褥瘡ケアをする時、スキンケアや体圧分散などは積極的に行うが、栄養アセスメントが意識して十分にできていないなと思った。急性期病院として感染期をいかにスムーズに終了させるかが大切だと学んだ。そのために栄養管理をしっかりと行っていきたい。(看護師)
・褥瘡の創部の状態が栄養で改善することが分かった。褥瘡のある患者やリスクの高い患者では、栄養を入れるようにしたい。
 塩分の調整は量を変えるなど、単純に薄味にするではなく、工夫があった。患者さんの指導の時は参考にしたい(臨床研修医)。
・褥瘡から滲出液が多いか少ないかによって、より栄養が必要になることは知らなかったです。褥瘡の治癒として洗浄したり、保護したりだけでなく、栄養も気にしていこうと思いました。また、栄養の指標として褥瘡の状態をしっかり観察していこうと思います(臨床研修医)

令和元年第3回NSTセミナー



令和元年10月8日(火)開催 第2回NSTセミナー
「多職種チームで行う消化器癌周術期管理」 
 浜松医科大学 外科学第二講座 竹内 裕也 教授
「情報提供」アボットジャパン

 周術期管理チームHOPE(Hamamatsu Perioperative are Team)は、術後合併症を減らすためSSI対策を標準化し、術前は禁煙・MRSA対策・栄養療法・呼吸器訓練や嚥下機能評価・口腔ケア・心理ケア、術中は3時間ごとの抗菌薬投与や手袋交換等、術後はマニュアルに沿った創処置管理、早期離床、リハビリ、経腸栄養や患者に合わせた食事開始をする。定期的なサーベイランスやデータ解析で今後の方向性を検討している。
 多職種チームによる周術期管理により、長期予後やQOLを良くし、医療経済にもメリットがあることが分かりました。(栄養サポート室 淺沼千晶)

【参加者感想】
・多職種チームで管理することで、明確な結果がでていることに驚きました。患者の年齢的な理解度、意欲も関係すると思います。入院前から退院後まで継続的に栄養指導、管理をするというのはあまり考えず、早期退院になれば終了という考えを反省させられた。リハビリと栄養をセットというのは最もなことで、入院した時は比較的元気なのに、合併症をおこし、やせて退院というのを目にしているので活かせたら良いと思いました。(看護師)
・喫煙習慣ではSSI発生率が有意に高い。術後合併症を起こすと長期予後が不良になる。栄養士による定期的な指導は術後の体重減少を防ぎ、合併症を減らすなど要点がわかりやすく、内容を理解しやすかった。様々な論文の結果やデータの解析を紹介していただけて情報が多かった。(技師)
・術後問題が起こってから介入していることが多い現状において、術前から介入していくことの必要性を再認識しました。多職種が関わることにより、術前に起こりうるリスクへ様々な点からアプローチすることができ、介入効果を大きくすることができることが分かりました。(技師)

 
令和元年度第2回NSTセミナー


令和元年6月4日(火)開催 第1回NSTセミナー
「栄養アセスメントの意義と実際」 
 総合診療内科 池谷直樹医師
「身体計測の必要性と看護師の役割」
 5A病棟 小野田聖子看護師
「NSTと検査」中央検査科 松浦裕検査技師

 体重減少や食欲低下等の主観および生化学検査等の客観的評価により、栄養障害を判定する「栄養アセスメント」を学習。アルブミン値3.0以下等の検査値や創感染等の栄養障害に関する情報収集と分析により、疾患や状態に合った輸液や経腸栄養剤、治療食の選択が適切に行われた症例も示されNST介入の実際を知ることができました。アセスメント項目を詳しく知ることで早期に問題症例が抽出でき、早期NST介入につなげたい。
                    (栄養サポート室 淺沼千晶)
【参加者感想】
・栄養アセスメントと褥瘡の関係性はあるので、これから少しずつそこにも介入して勉強していきたい。(看護師)
・必要なエネルギー計算についての考え方や、どのように輸液を選択しているのかを知ることができ参考になった。検査値においても短期間の状態を見るのには適さないものか、リアルタイムを反映して見ることができるものがあるので意識してチェックしてみたい。(診療技師)

 
平成31年度第1回NSTセミナー
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