焼津市立総合病院

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医療関係の皆さまへ

地域医療連携室だより

地域医療連携室だより 2015年4月号 VOL.7

消化器内科の紹介        消化器内科長 小平 誠

 当院の消化器内科は5人の常勤医(小平、佐野、寺澤、渡邉、山形)、および4人の非常勤医(3人は内視鏡専門医、1人はインターベンション専門医)とローテーターで診療を行っています。主な治療内容は下の表の通りです。

 検査処置 平成24年件数   検査処置 平成24年件数 
 腹部エコー 6,669   上部ESD/EMR 12 
 胃内視鏡 3,145   EIS/EVL 17 
 大腸内視鏡 1,418   下部ESD/EMR 384 
 ERCP 237   EST 110 
 腹部血管造影 34   ENBD・ERBD 118 
 PTCD・PTGBD 20   肝生検・腫瘍生検
 造影エコー  RFA

 当科でどこまで対応できるかについてお話しします。
・消化管については最近はやりのESDを行っていますが、食道や大腸の広範囲の病変、瘢痕近傍の病変などは他院へ紹介させて頂くことも
 あります。
 小腸については小腸内視鏡はありません。カプセル内視鏡にて小腸のスクリーニングを行う事は可能です。ただし小腸造影にて小腸に狭窄
 がないことをあらかじめ確認する必要があります。
 IBD、腫瘍性病変などについては外科ともタッグを組み一通りの治療ができます。
・肝臓については劇症肝炎や慢性肝不全に対する肝移植について対応に苦慮することがあります。基本的に大学病院に相談していますが、
 生体、死体ともなかなかスムーズに移植にたどり着けないのが現状です。
・胆膵については内視鏡処置具の進歩に伴い内科的に対応するケースは増えていますが、外科との連携を重視しつつ最適の治療を選択して
 います。
・化学療法は点滴センターにて一元的に管理、治療しています。(他院で手術はしたけれどケモは地元でと希望され当院で治療中の患者さん
 も結構います。)
・緩和ケアについて、緩和ケア病棟はありませんが、院内全体を緩和ケアチームが担当しており、社会的問題も含め対応しています。

 さて、ここで大ニュースです!
 当院ホームページでは当科医師は全員が消化器内科一般担当としていますが、この4月から元島田市民病院副院長森下医師による肝臓内科外来が開設されました。(週一回月曜日午前中) もちろん当科全員が肝臓内科も担当しますが、昨今のC型慢性肝炎治療における新規治療の導入、肝細胞癌治療における分子標的療法、インターベンションにおける新規塞栓物質の導入など肝臓関係の治療のめまぐるしい進歩において、より盤石の体制を整えられる事と考えております。
 ご紹介頂く際は特に区別せず、「消化器内科」宛でお願いできればと思います。(当科外来にて受診枠を検討させて頂きます。) 

 基本的に消化器内科外来は週5日間開いていますので、いつでもご紹介に対応させて頂けます。ただし無症状の肝障害、便潜血陽性、経過観察目的の内視鏡やエコー検査などについては枠の開いているところに予約を取らせて頂くので、多少受診までお待ち頂くことがあります。ご理解の程よろしくお願いいたします。逆に待てない状況であると判断された患者さんにつきましては直接外来にお電話頂き、当科救急担当医師に判断、対応させて頂ければと思います。またホームページにも記載していますが、食思不振、栄養状態不良、体重減少、貧血などが紹介目的となる場合、原因が消化器疾患によるものが強く疑われる場合のみ消化器内科へ紹介いただき、精神疾患、内分泌疾患、血液疾患、などの鑑別が必要な場合には、総合診療内科に紹介いただくことをお願いします。

 お願いついでに当科からのお願いをもう少し・・・
・抗血栓薬内服中の患者さんのご紹介の際、内視鏡検査が必要になりそうな場合服薬を中断できるか、入院の上ヘパリン化が必要かについ
 てのご指示を頂けると幸いです。
・特に悪性腫瘍の患者さんのご紹介の際、ご本人ご家族にどこまで説明されているかを教えて頂けると助かります。
・内視鏡的胃瘻造設については、患者さんの状態、社会的側面などを十二分にご配慮頂いた上でご依頼頂くようお願い致します。胃の手術
 後の場合はほとんど内視鏡的造設が不可能で外科にお願いすることが多い事もご配慮頂ければと思います。

 上記当科の現状を中心にご紹介させて頂きました。これからも皆様のご協力、ご指導、ご鞭撻を賜りたいと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。

●薬疹
 薬疹の可能性が高いと判断した場合は、原因薬剤の推定を行い、重症度を評価します。疑わしい薬剤は、処方された先生に中止・変更の依頼をします。緊急入院となった場合は、当院の判断で被疑薬の中止・変更を行い退院後に処方していただいていた先生にご連絡申し上げることもあります。発熱や粘膜症状など重症薬疹を示唆する症状があれば、入院してステロイドの全身投与を行うことが多いです。TENなどの最重症型薬疹となった場合は、γ−グロブリン製剤の投与や血漿交換療法も施行可能です。
 発熱を伴う薬疹は重症化する可能性があるので、そのような症例があればご紹介ください。

●アレルギーの検査
 薬剤アレルギーはDLST、食物アレルギーはIgERASTで検査していますが、いずれも外注検査です。局所麻酔薬の即時型アレルギー疑いの方には点滴ルート確保しながら、プリックテストおよび皮内反応テストを行っています。接触皮膚炎や歯科金属アレルギーに関してはパッチテストを行っています。外来にて検査を行うことが多いですが、必要な場合は入院して検査を行うこともあります。疑われるアレルゲンが検査に適さないものである場合や明らかにアナフィラキシーショックや重症薬疹の既往があってリスクが高い場合は検査をお断りすることがあります。

● 帯状疱疹
 バラシクロビルやファムシクロビルといった消化管から吸収の良い内服薬ができて、外来治療でもアシクロビル点滴治療と比べ遜色のない効果が期待できるようになりましたが、薬剤の血中濃度が上がりやすいので注意が必要です。血液検査を実施できないご施設で、腎機能の悪そうな患者がみえたときは、上記内服薬を1〜2日分処方して早めに当院を紹介受診させてください。帯状疱疹後神経痛は、専門外来がないので、近隣のペインクリニック様へ紹介しております。

●蜂窩織炎
 発熱を伴ったり、膿を持ったりした場合は入院となることが多いです。軽症例でも自宅安静、患肢挙上が守れない場合は、入院となることもあります。重症感のある場合や治療抵抗性の場合はご紹介ください。

●皮膚腫瘍
 ダーモスコピーや皮膚生検・病理検査により診断を確定し、手術の必要があれば当院形成外科に依頼します。高齢者顔面の日光角化症に対しては、液体窒素による冷凍療法またはベセルナクリーム外用治療を外来通院で行っております。また、悪性黒色腫など高悪性度皮膚癌に関しては、静岡がんセンターへの紹介を行っております。

 上記以外にも、様々な症状でご紹介いただいております。できる限り対応していく所存ですので、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
新病院事業管理者及び新病院長就任のお知らせ
 3月31日をもちまして菱田明病院事業管理者及び太田信隆病院長が退任し、4月1日より新病院事業管理者に太田信隆、新病院長に前東大医学部腎臓内分泌内科講師の関常司が就任いたしました。
 また、病院事業管理者を退任した菱田明は、名誉院長に就任いたしました。
医師の異動のお知らせ
 日ごろからご支援、ご指導いただきありがとうございます。医師の異動がありましたのでお知らせいたします。

 3月31日 退職医師  4月1日 新任医師
脳神経外科    長谷部朗子 脳神経外科    大石 知也
脳神経外科    松井 秀介 整形外科       赤坂 嘉之
整形外科      朔 伊作 整形外科       宇川 聖美
歯科口腔外科 小井田奈美 歯科口腔外科 尾田誠一郎
産婦人科        大木 慎也 産婦人科        鈴木 研資
産婦人科        西島 明 産婦人科        河田 啓
産婦人科        町野 英徳 産婦人科        柳澤 愛実     
産婦人科         福井 志保 小児科         廣畑 晃司
小児科          中釜 悠 小児科         木本 豪
小児科          太田 英仁 小児科         須川 正啓
耳鼻咽喉科     山田 哲也 形成外科       森  正徳
眼科           野村 隆仁 泌尿器科       栗原 啓輔  
泌尿器科       松村かおり  
皮膚科       許 明和  
眼科         松岡 貴大  

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