焼津市立総合病院

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医療関係の皆さまへ

地域医療連携室だより

地域医療連携室だより 2016年6月号 VOL.13

整形外科の診療について           整形外科副科長  赤坂 嘉之

■当科の診療について
 当科は東大整形外科医局の関係病院の一つで、整形外科学会専門医5人を含め派遣医員をあわせた8名で診療を行っています。救急以外の外来診療は紹介・予約制で、先生方にはご面倒をお掛けしておりますが、かかりつけ医と病院の役割分担を明確にするための診療体制であり、ご理解いただきたく存じます。

 整形外科は、小児から超高齢者の四肢・体幹における様々な疾患を扱い、他分野同様に専門化が進んでいます。当科では、手術治療が必要な症例、入院治療が必要な症例、診断に苦慮している症例など整形外科一般について受け入れをいたしますが、悪性腫瘍や脊椎手術など当院で対応できない症例は他の施設へ紹介させていただくこともあります。一方、骨折などの外傷手術は多く行っており、今後も積極的に受け入れを行っていこうと思います。また最近の傾向として、ロコモティブシンドロームの原因となるような変性疾患に対しても、人工関節手術などの手術治療を患者さんと相談しながら行っておりますので、保存治療、手術時期の相談を含めご紹介のほどよろしくお願いいたします。
■変形性関節症
 高齢の大腿骨近位部骨折の治療をしていますと、変性疾患の治療機会を逃し受傷前から立位歩行が不安定であった患者さんもいらっしゃいます。保存治療の選択もありますが、生命予後を考えたADLの維持のため、時間軸を考慮した手術治療のタイミングを検討する必要があります。例えば、下肢の人工関節置換術(主として膝・股)は、適切な時期に行えば有用な治療法となりますし、脊椎・末梢圧迫性神経麻痺の患者さんでみられるように術後の回復にもかかわってきます。当科では、人工膝関節に関してはTKA以外にも、適応のある患者さんに対してはUKAも選択的に行っております。また、人工股関節では後方アプローチの他に、仰臥位前方アプローチでの手術も症例に応じて行っております。もちろん、初期の患者さんでは保存療法や骨切り術の選択もあり、患者さんと相談しながら将来を見据えた治療方針をきめてゆくこととなります。

■最後に
 日頃より、地域の先生方には多くの患者さんを紹介いただきありがとうございます。今後も地域の患者さんのお役に立てる医療を提供できるよう、先生方と良い連携をしながら診療をしてゆきたいと思います。尚、患者さんをご紹介頂く際には、画像、血液検査(必要に応じて)の他、簡単な治療経過と既往歴などについて可能な範囲で情報提供いただけますと助かります。ご協力、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
 

1.当科の診療
1.小児救急医療
 焼津市医師会の先生方と院内各科の協力を得て夜間、休日を含めた小児救急診療に取り組んでいます。
 当院は基本的には二次医療施設ですが、一次救急から三次救急の初療まで対応しています。広域地域医療連携も重視しており、志太榛原の各地域、菊川、御前崎などの急患のスムーズな受け入れを目指しています。
 外傷への対応は当科の今後の課題と考えておりますが、現時点では院内の外科系各科にお願いしております。

2.小児慢性疾患
 東京大学小児科、県立こども病院の協力を得て、各種専門外来(予約制)を行っています。神経外来、心臓外来、喘息外来、川崎病外来、療育支援外来などがあります。
 食物アレルギーに対しては、食物負荷試験を含めて総合的な対応をしています。経口減感作療法は行っていません。看護師もアレルギー相談員の研修会へ出席するなど看護レベルの向上に努めています。
 悪性腫瘍、複雑心奇形等の専門性の高い疾患や、院内で対応困難な外科的疾患等は、県立こども病院等にお願いしています。

3.新生児・未熟児医療
 当院産婦人科で、ハイ・リスクのお産を数多く取り扱っているため、当科も新生児・未熟児の診療で協力させていただいています。在胎28週以降を対象とし、より未熟性の高い新生児や、外科的疾患の児は県立こども病院等にお願いしております。“安心してお産のできる病院”として、小児科の責務を果たしたいと考えています。
 近隣の産科医院や藤枝市立総合病院等とも協力し、新生児搬送にも可能な限り対応しています。

4.障害児療育支援
 地域基幹病院小児科として重要な業務と考え、伝統的に力を入れて取り組んできました。発達遅滞の児や、自閉症スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害児の療育には、院内の言語療法室、小児リハビリ、心理相談室と協力して取り組んでいます。
 平成元年より、当院の言語療法室が中心となって発達障害児連絡会を運営しています。志太榛原地域の総合病院の他、特別支援学校、小中学級や幼稚園、保育園、行政、地域の福祉施設と情報交換や勉強会を行い、障害児たちの「切れ目の無い支援」を目指しています。

U.地域医療連携
1.一般的なこと
 救急には常時対応しております。時間帯によって窓口が変わりますが、最終的に当科として責任を持って診療をいたします。院内他科との連携もスムーズであるため、急性虫垂炎など外科的疾患が疑われる場合も、とりあえずは当科へご紹介下さい。意識障害、高度な呼吸障害など緊急を要するものは救急外来で対応いたします。その場合は予めご連絡をお願いいたします。

2.広域地域医療連携
 焼津市以外の地域(志太榛原地域の市町、菊川市、御前崎市など)の小児救急の事例に対しましては、現地医療機関での診察(いわゆるファーストタッチ)無しで、患者または救急隊に対して当院受診を指示して下さって結構です。

3.逆紹介
 夜間等に救急で診察した患者は、原則として当科で診療を完結させる方針です。但し、患者様のご希望等により、紹介状を渡して、かかりつけ医を受診するよう指示することがあります。お手数ですがよろしくお願いいたします。この際、ご不明な点等がありましたら何なりとお問い合わせください。

 いわゆる「医療崩壊」や医師の偏在など、医療をとりまく環境は日に日に厳しくなっています。そのような中でも、可能な限り地域基幹病院の小児科に求められる良質な医療を提供したいと考えております。今後ともご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

 

病院からのお知らせ

医師の異動のお知らせ    
 日ごろからご支援、ご指導いただきありがとうございます。医師の異動がありましたのでお知らせいたします。
 
 【5月15日 退職医師】  あじさいイラスト  【7月1日 新任医師】
  産婦人科  山本 泰廣   脳神経外科 鈴木 亮一

研修会・シンポジウム開催のお知らせ
 
  • 第10回 焼津内科症例検討会
〔日時〕  平成28年6月22日(水) 午後6時30分から
〔場所〕  焼津市立総合病院 C棟3階 講義室


  • 平成28年度 焼津市立総合病院シンポジウム
今年度の全体テーマは「焼津市民の医療を支える志太榛原地域の医療提供体制」です。
ぜひ、焼津文化会館へお越しください!

〔日時〕  平成28年7月13日(水) 18:30〜20:20 (会場18:00)
〔場所〕  焼津文化会館小ホール (焼津市三ケ名1550番地)
〔定員〕  300名(入場無料・申込不要・直接会場にお越しください)  

<予定プログラム>
講演@ 医療と介護の連携について 〜地域医療構想と地域包括ケアシステムの推進〜
       壁下 敏弘 静岡県健康福祉部理事
講演A 志太榛原二次医療圏における島田市民病院の循環器救急への対応
       青山 武  市立島田市民病院副院長兼循環器内科部長
講演B 地域の健康を守るため
       池谷 直樹 焼津市立総合病院総合診療内科長
講演C 焼津市立総合病院の救急診療の現状と病院間協力
       富田 守  焼津市立総合病院救急室長

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