医療の専門分化が進む日本の医療においても、病気になった患者さんをまず受け止め、診断し、各専門分野の診療科に振り分ける機能が病院には求められています。また、原因不明の体重減少、発熱、浮腫などの症状、原因不明の低タンパク血症やCRP高値など、を診断する役割を担う部署として病院内の総合内科の必要性が、専門化の進んだ今、改めて求められています。こうした患者さんの病態を把握し、診断し、治療方針を決めていく過程は、若手医師にとって、臨床能力を養成する格好の機会となります。入院期間が短縮され、診断、治療方針の決定の多くが外来で行われるようになってきた現在、総合診療内科研修は、若手医師にとって重要な研修の場となりますので、総合診療内科研修中の研修医は、指導医の指導のもとに、外来診療を担当します。
■医師の紹介 |
池谷 直樹(医務部長兼総合診療内科長兼治験管理室長兼
代謝内分泌内科科長) |
大島 一憲 (総合診療内科副科長兼感染管理室副科長) |
山下 敦 |
上村 健太 |
大島 弘彰 |
大場 裕 (非常勤医師) |
総合診療内科医師募集
現在当院の総合診療内科は、新患については、主として病院内の総合診療内科としてその機能を果たしていますが、人口14万余人にある唯一の公立総合病院として、診断困難症例の診断、より適切な医療の実現に向けて、かかりつけ医からの紹介を受けるなど、総合診療内科機能を充実させたく、総合診療内科医師の募集をしています。「内科の専門分野にこだわらず患者を診たい」、「症状から診断し、治療の方向性を決めていく、という内科の基本的な役割を果たしたい」という医師の応募を期待しています。今まで、総合診療内科医や一般内科医としての経験がなくても、「内科全般を診る医師でありたい」という気持ちを持っている方であれば歓迎します。
また、既に内分泌や呼吸器などのキャリアがある方で、総合診療内科の枠の中で一緒に働きたいという場合も大歓迎です。その際、専門分野の診療を続けていただくことも可能です。 |