新生児診療は生まれた赤ちゃんの健康を守るために、診療やケアを行うことです。
早産や低出生体重児、特別なケアが必要な赤ちゃんへの24時間体制での診療をはじめ、一般新生児に対しても日常の診察を行っています。
赤ちゃんが元気に成長できるよう、ご家族様と一緒に見守ります。
お母さんによる授乳のサポート、また状態によっては点滴等で栄養補給を補助します。
生まれた赤ちゃんを小児科医が診察して、異常の早期発見と、お母さんの不安の解消に努めています。
赤ちゃんの状態をみるために、オムツだけで保育器に入ってもらい、健康チェックや必要な検査を行います。
赤ちゃんには手を洗うと触れることができ、保育器から外のベッドに出して抱っこをしたり、おっぱいをあげたりできます。
赤ちゃんの状態にもよりますが、修正週数で 37週、体重が2100g以上になれば 退院できます。
先天性難聴の早期発見・早期治療のため、ご希望の方へAABR(自動脳幹反応検査)を入院中に実施しています。
赤ちゃんが眠っている間に行う検査です。
また、「新生児聴覚スクリーニグ結果の情報を管理するシステム(新スク)」を導入し、関係機関と即時に情報を共有し、検査で難聴を疑われた児の保護者への支援をスムーズに開始します。
自費の検査となりますが、お住まいの自治体により、検査費用の一部の助成を受けることができる場合もありますので、各自治体にお問い合わせください。
生まれつき特定の酵素が欠損する、あるいは特定のホルモンが過不足するなどの結果、知的障害や身体の発育に障害を起こす先天性の疾患等について早期発見・早期治療により発症を未然に防止して心身の障害を予防することを目的としています。現在、日本では20疾患について検査が行われています。
当院では生後4日目に、赤ちゃんのかかとより少量の採血にて検査をしています。
公費で行う検査となりますので、検査費用の自己負担はありません。
上記の新生児マススクリーニング(20疾患)に含まれていないものの、医学の進歩により治療法が開発され、新たに検査が可能となった先天性の病気を見つけるための検査です。早期発見・早期治療により発症予防が可能となった疾患(7疾患)が対象です。
検査は、通常の新生児マススクリーニングと同じ検査台紙で実施できるので、赤ちゃんへの負担が増えることはありません。
希望者のみの検査になり、別途検査費用が必要になります。
当院出生の生後1ヶ月児の診察、血液検査を実施いたします。
毎週火曜日、13:30~14:00受付いたしますので小児科外来にてご予約ください。(入院中に、予約の取り方をご説明します)
予防接種のスケジュールについても説明しています。その他、心配なことなどありましたらお気軽にご相談ください。