当院整形外科の診療は外傷が中心となっており、年間の手術総数は例年700件程で外傷手術がその半数を占めます。外傷症例では特に大腿骨近位部骨折の症例数が多く、その手術数は年間150〜180件程です。整形外科の初期研修では上級医の指導のもと、外傷症例を中心として救急外来の初療、入院患者の受け持ち、手術の執刀や助手などを経験することができます。熱意のある方であれば、実践的な経験を積むことができ、特に初期研修後の進路に整形外科をご検討されている方にとっては大変魅力的な環境です。
●救急外来初療
上級医の指導のもと、救急外来に救急搬送される患者様の対応をします。整形外科の診察手技、画像検査、診断、初期治療を習得することができます。
●入院患者受け持ち、手術
上級医の指導のもと、救急外来で初療対応した患者様を受け持ち、整形外科カンファレンスでは受け持ち患者様のプレゼンテーションをします。手術を行う場合は助手や執刀を経験していただきます。手術後は術後管理、リハビリテーション、退院・転院調整を行っており、実践的に学ぶことができます。
●勉強会、抄読会での発表
定期的に開催する勉強会や抄読会では 上級医の指導のもと発表をしていただきます。
●初期研修修了後
当院の整形外科医師の多くは東京大学整形外科学教室から派遣されております。東京大学整形外科学教室での専門研修を希望される場合には入局を推薦させていただきます。
当科では外傷診療が中心となっておりますが、今後は待機的手術の件数も増やしていきたいと考えております。特に人工関節置換術、関節鏡手術などには力を入れており、件数が増えています。研修中はこれらの手術への参加も可能です。詳細については当科ホームページをご参照下さい。ぜひ当院での初期研修、整形外科研修をご検討ください。意欲のある方を歓迎致します。見学はいつでも可能ですのでご希望の方は当院総合研修指導室にご連絡ください。
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