日頃、先生方には病診連携推進にご高配を賜り感謝申し上げます。地域医療連携室では、病診連携の業務として、主にご紹介患者さんの受診予約の受付、そして高額医療検査機器共同利用の受付業務を行っております。
1.病診連携に関する当院の基本方針
住民の高齢化と医師不足が続く状況において、当院が急性期病院としての高度の医療を提供する機能を維持するためには、病診連携、病病連携、後方支援病院との連携のさらなる強化が強く求められています。
また、地域医療の向上、市民の健康増進への貢献が求められる「市民の総合病院」としては、市内の医師、看護師、診療技術者とのコミュニケーションをより充実させるとともに、院外に当院の情報を発信していく予定です。
2.ご紹介患者さんの受診予約の受付について
ファクシミリで受診予約をお申し込みいただきますと、概ね10分以内に、受診日及び時間をご返事させていただきます。(外来等への確認を要する場合は、少し時間が掛かる場合がございます。)
紹介いただいた先生方へ診察後のご報告の返書を徹底します。地域医療連携室で各医師ごとに紹介いただいた先生への返書が送られているかチェックしています。返書が遅いようでしたら遠慮なく地域医療連携室へご連絡をお願いいたします。
3.病診連携に関する診療科別の方針
■総合診療内科
総合診療内科の病診連携
消化器科や循環器科などの専門分野が不明な疾患、または種々の分野にわたりそうな全身疾患が考えられる疾患。例えば、原因不明の発熱、体重減少、食思不振、全身倦怠感、原因不明の貧血やCRP高値、などです。
■消化器内科
消化器内科の病診連携
腹痛、下痢、嘔吐、血便、吐血、黄疸、など消化器科に関わる疾患一般。
ただし食思不振、栄養状態不良、体重減少、貧血などが紹介目的となる場合、原因が消化器疾患によるものが強く疑われる場合のみ消化器内科へ紹介いただき、精神疾患、内分泌疾患、血液疾患、などの鑑別が必要な場合には、総合診療内科に紹介いただくことをお願いします。
■循環器内科
循環器内科の病診連携
(1)外来診療は常勤医1名、核医学科医師1名、非常勤医師1名で月曜日を除く週4日午前中に行っています。各曜日に2名ずつの病診連携枠を設けて事前予約を受け付けております。
■腎臓内科
当院腎臓内科の考えるCKDの病診連携は以下の通りです。
慢性腎臓病(CKD)の病診連携
1.対象疾患
尿たんぱく陽性、または、腎機能低下(eGFR 60ml/分未満)の方
糖尿病性腎症の病診連携
1.対象患者
糖尿病患者で、下記のどれかに該当する患者
1.尿たんぱく陽性(微量アルブミン尿陽性も含む)
糖尿病性腎症連携パス(YES-I-DO)
1.対象患者
糖尿病性腎症の微量アルブミン尿期、顕性腎症前期
■小児科
小児科の病診連携
1.対象疾患
小児の急性疾患、慢性疾患、健康上の問題全般。
新生児の急性期治療、退院後フォロー。
■外科
外科の病診連携
・毎週月曜日から金曜日8:30〜13:00に外来を開設しています。
・外科治療の他に術後治療(補助化学療法や術後再発に対する診療など)
も行います。
・患者さんが安定した状態にある時はご紹介いただいた診療所に診療を
お願いします。
・胃癌、大腸癌のうち初期の癌で根治手術を行った術後合併症のない患者
さんで地域連携パスを使った術後経過観察にご賛同いただいている診療
所には連携パスを使った診療をお願いします。
■泌尿器科
当院泌尿器科の考えるPSA検診の病診連携は以下の通りです。
PSA検診の病診連携
PSA検診の対象は50歳以上の男性を想定していますが、前立腺癌の家族歴のあるときは45歳以上が対象となります。
■眼科
眼科の病診連携
(診療日)
外来診療:月・火・木・金曜日の午前
レーザー・蛍光眼底造影検査などの特殊検査:火・木・金曜日の午後
手術:月曜日の午後・水曜日終日
■核医学科
核医学科の病診連携
(診察日)
外来診療: 火・木曜日の午前(循環器内科外来にて)
核医学検査:月〜金曜日(心臓負荷検査:月・金曜日)
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