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中央放射線科
CT検査 (Computed Tomography)
CT検査(Computed Tomography)はコンピューター断層撮影法の略であり、X線を使用し、体の断面を撮影する検査です。
撮影は体のあらゆる部位に対して可能であり、検査時間は5分〜15分程度です。
体を構成している臓器(肝臓、腎臓、脳、肺など)や骨、脂肪などは、X線の通過しやすさ(度合)が少しずつ違います。その度合をコンピューターで計算し、断面の画像を作成します。
技術の進歩により、短時間かつ高解像度の画像が取得可能で、得られた画像を用いて三次画像も作成でき、診断や手術支援に役立てています。
【当院のCT装置】
・320列
・80列 ■機器の特徴についてはこちら
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80列CT装置 |
検査の流れ
- 撮影部位に金属類がないようにし、検査台にあおむけに寝ます。
- 担当者が検査の説明をしながら撮影位置を合わせます。
- 検査台が動き、ガントリー(X線を発生する筒状の穴)の中に撮影する部位が入ります。
- 胸部や腹部のように呼吸で動く部位の撮影では、呼吸を数秒間止めてもらう場合があります。
- 検査台が移動しながら撮影部位を撮影します。撮影中は動かないようにお願いします。
- 検査時間は内容によって異なりますが、5分〜15分程度です。
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注意事項
【服装について】
検査の際はできるだけ金属類のない身軽な服装できてください。金属類は画像に悪影響を与えます。また、金属のついた下着や衣類がある場合、検査着に着替えをしていただく場合があります。
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【食事について】
造影剤を使う場合や撮影部位によっては、食事を制限していただく場合があります。
事前に検査のために食事を摂らないように説明を受けた方は、その指示に従ってください。
ただし、水やお茶などの水分は飲んでいただいても構いません。
(牛乳などの乳製品は除きます)
特に指示のない場合は、通常通りに食事を摂ってください。
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【妊娠中の方】
X線を使用する為、妊娠の可能性のある方は技師に伝えてください。 |
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造影検査について
撮影部位や手技によって血管より造影剤というお薬を入れる場合があります。注射は腕の静脈に行います。造影剤を使用することで、通常の撮影ではわかりにくい病変も明瞭に描出され、正確な診断が可能となります。
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【副作用について】
造影剤によりごく稀に副作用がでる人がいます。副作用の主な症状は熱感、吐き気、発疹です。強い抵抗感は持たなくて結構ですが、副作用がありえることは知っておいてください。もし、検査中に変わった事がありましたら、技師または看護師にその旨を伝えてください。
検査後は水分の制限がなければ水分を多めに飲んでください。
もし、検査後に副作用が起こってしまった場合は、担当科もしくは救急科にご連絡をお願い致します。
【ビグアナイト系糖尿病薬をご使用の方】
ビグアナイト系糖尿病薬を服用している患者様は主治医にご相談ください。 |
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料金
造影を行った場合は、撮影代金に薬代が加算されます。
特殊検査について
当院CTに関する認定技師
- X線CT認定技師 :3名
- 肺がんCT検診認定技師 :4名
- 救急撮影認定技師 :1名
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