焼津市立総合病院

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診療部門のご案内

診療技術部

 

中央放射線科

DWIBS(どぅいぶす)検査 〜被ばくもない、痛くもない、PET検査のようにがんを探すMRI検査〜
 平成28年より、当院ではMRIによる最新の画像技術「DWIBS法」をがんの発見や転移の検索、化学療法や放射線治療の効果判定に積極的に用いることで、がん患者さまに身体的、金銭的に負担の少ない検査を実現しています。
 このDWIBS検査を月に10件以上実施している医療施設は非常に少なく、当院を含めても全国でわずか10施設しかありません。当院では先進的な医療の提供を積極的に行っています。
MRIとは?
 MRIは、磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)といいます。みなさんからは、よく「MR」と呼ばれます。とても大きな音がする検査とお話すると、1回でもMRIを受けたことがある方は分かっていただけるかと思います。
 MRIの最大の特徴は、放射線を使用しないことです。何回検査を受けられても、大丈夫です。
MRI機器
DWIBS(どぅいぶす)とは?
 
 DWIBS検査は、MRIを使用して体の広い範囲にわたって、がんや転移を探す全身検査です。この検査方法は、日本人によって開発された新しい検査方法です。検査時間は、通常のMRI検査より少し長く、40〜50分程度かかります。強い痛みによって動いてしまう患者さまや認知症でじっとしていられない患者さまは検査が出来ない場合があります。
 また、手術によって体内に金属がある患者さまの場合、画像に影響が出ることがあります。通常のMRI検査と同様に、ペースメーカーを装着されている方は検査を受けることが出来ません。 

DWIBS検査の良いところ(PET検査と比べて)
 1.被爆が全くありません  →繰り返し検査が出来ます

 2.痛みがありません    →検査薬の注射も必要ありません

 3.食事制限もありません  →糖尿病の方でも安心して検査が出来ます

 4.検査後はすぐに帰れます →PET検査のような検査後の安静は必要ありません

 5.費用はPET-CTの約1/5  →3割負担で、約6,000円と安価です

 6.原発巣の検索をすることができます  →PET検査では、保険適用外となります

 7.治療が効いたか判定する時期がとても早い  →治療後1週間から効果を判定できます

 8.DWIBS検査は、志太榛原地区で当院だけが行える検査です。  →PET検査は、他院で検査する必要があります。
 
  ※DWIBSとPET(PET-CT)との比較表
 
 DWIBSとPETの比較
DWIBS画像とPET検査画像
 写真左側は当院で撮ったDWIBS画像、右側は他院で撮ったPET画像です。
 青い矢印は、原発の腫瘍です。○で囲った部分はすべて骨に転移したところになりますが、DWIBSの赤い○の部分は、PETでは見つけることが出来ていません。
 DWIBSがとても有用であったことがわかります。
DWIBSとPET画像の比較

DWIBS画像           PET検査画像

DWIBSを利用した経過観察
治療前
治療前
化学療法治療後
化学療法後(経過観察)
 左の画像は治療前、右の画像は化学療法後の画像になります。青い矢印で示した原発の腫瘍が、化学療法後の画像でほとんど見えなくなっています。化学療法が効いて腫瘍が小さくなったと考えられます。しかし、赤い○で囲った肩には、骨の転移が大きくなっていることや肋骨にも新たに転移ができていることもわかります。
 このように経過をみていくことが、DWIBS検査でとくに利用価値のあるところです。

治療前
治療前
放射線治療後
放射線治療後(経過観察)
 こちらも左の画像は治療前、右の画像は赤い矢印で示したところに放射線治療を行った後の画像になります。放射線治療を行ったところは色が薄くなり(信号が低下し)、放射線治療に効果があったことがわかります。また、治療前の画像の青い矢印で示した骨の転移はその後の画像で大きくなっていることがわかります。
 それ以外にも、赤い○で示した箇所には新たな骨の転移、青い○で示したところはリンパ節に転移していることもDWIBS検査では見ていくことが出来ます。
 このように、DWIBS検査は1回で終わりではなく、繰り返し撮っていただくことで、患者さまの経過を細かく観察し、病気の早期発見、早期治療が実現していきます。


当院での実施状況
 外科や泌尿器科、消化器内科を中心に、11診療科よりDWIBS検査を実施しています。主な対象疾患は、下の図をご参照ください。全身にわたって、DWIBS検査が行われています。
 今後も幅広い分野においてDWIBS検査の増加が見込まれています。
検査可能ながんのイラスト 検査可能ながんのイラスト

DWIBS検査を受けるためには
 がんを患う患者さまは、「がんが再発していないか・・・」「痛みは無いけど、どこかに転移をしていないか・・・」など、いつも不安でいっぱいだと思います。
 DWIBS検査は、当院における新たな全身検査の選択肢の1つとして、患者さまに貢献していきます。
 また、がんや転移検索以外にも様々な疾患においてDWIBS検査の利用が期待されています。
 どの診療科にかかられましても、検査をご依頼いただけますので、まずは各診療科、主治医にご相談ください。


 ■DWIBS検査を利用した総合がん検診のご案内

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