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尿路結石症とは、おしっこの通り道である腎臓・尿管・膀胱という尿路に石ができる病気です。
この結石がおしっこの流れをとめてしまうと、背部から側腹部にかけて激痛が走ります。
またこの際しばしば血尿を伴います。痛みは尿の流れが再開すると和らいできますが、間欠的にぶり返すこともあります。
結石がおしっこと一緒に、自然に排石されて痛みがなくなることもあります。
5mm以下の結石はほとんど自然に排石されます。しかし大きな結石では自然排石は期待できませんから、何らかの処置が必要です。
以前は手術的手法が主流でしたが、最近では体外衝撃波結石破砕術(ESWL)という治療法により、手術治療は減ってきています。
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)とは、体外で発生させた衝撃波を、体を通して結石に集中させ、そのエネルギーで粉々に砕く治療法です。
細かく砕かれた結石は数日のうちに、おしっこと一緒に排石されます。
DIREX社の体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)インテグラを導入しました。
インテグラは最新の衝撃波技術を採用しており、正確で高度な画質、破砕効果に優れた構造をしています。装置は、X線透視装置、治療テーブル及び衝撃波発生装置が組み込まれた一体構造なので、以前の装置に比べて治療時間を大幅に短縮できます。
治療は仰向けで寝た状態で行います。結石を破砕する衝撃波は、背後から出力されます。
患者さんの背部から衝撃波が出力するメリットは下記の通りです。