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造影剤(バリウム)を飲んで食道、胃、十二指腸の形や粘膜の状態を見て病気があるのかないのかを調べる検査です。検査時間は約15分です。
検査前日のタ食は21時までに済ませそれ以降は食べたり、飲んだりしないでください。当日も検査が終わるまで食べたり飲んだりしないでください。たばこも吸わないでください。終了後は普通に食事をしてください。
造影剤(バリウム)をお尻(肛門)から注入し、空気を入れ大腸を膨らませ直腸、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸まで撮影します。検査時間は約30分です。
検査前日の朝より前処置をしてもらいますボンコロン食(注腸用検査食)と水分(コーヒー等も可)で行ないます。前処置が不十分ですと病気(ポリープ等)と便との区別を付けにくい場合がありますので指示表通り行なってください。終了後はすぐに食事をして構いませんが、検査後1回目の食事のみ胃を慣らす程度の軽い食事にしてください水分は十分補給してください。
腎臓結石、尿管結石、尿潜血等が疑われる患者さんに対して行ないます。
腹部単純撮影(KUB)を撮影しその後造影剤(100ml)を注射し5分、10分、15分、排尿後立位(または立位)を撮影します造影されない場合30分、60分と追加撮影します。
平成27年3月末に「株式会社島津製作所製 SONIALVISION G4」を導入し、稼動開始しました。
従来のX線TV装置との大きな違いは以下のとおりです。
1. I.I(イメージインテンシファイア)デジタル方式からFPD(フラットパネルディテクタデジタル)方式になったことにより、最大視野が12インチ円形から17インチ角形になり、腹部全体の観察や撮影が可能になりました。
2. FPD方式になったことで、ベッドの高さが47cmまで下がることができ、患者さんが安全にかつ容易に移動できるようになりました。
3. デジタル画像処理技術を使用することにより、高精細な画像を低線量で得ることが可能となりました。
4. スロットアドバンス機能により、高精度な長尺撮影が容易に撮影できるようになりました。撮影後の画像は短時間にフルオートで再構成され、モニタに表示されます。
5. 最新の技術を活用することにより、適切な線量で、高画質な画像を得ることが可能となりました。また、バーチャル(仮想)コリメータ、非対称コリメータ等の技術により、被験者はもとより、医師の被ばくも低減することが可能となりました。
7. SID(X線焦点受像面間距離)が可変式かつ最大150cmあるため、車いすでの嚥下撮影や、医師が寝台に乗っての整復術等が可能です。