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ダ・ヴィンチXiは、米国インテュイティブサージカル社が開発したロボット手術用医療機器です。泌尿器科では、前立腺がんに対しての前立腺全摘除術と、小径の腎がんに対して腎部分切除術について、保険適応のある手術として行っています。
ロボット支援手術の特徴としては、執刀医が手術室内の遠隔操作可能な機器を用いて、立体視が可能な手術野を見ながらロボットアームを操作し、患者さん側の手術介助医と連携することで、極めて精緻な手術を行うことができます。
当院で稼働しているダ・ヴィンチXi
(ロボットのアーム部分)
前立腺全摘除術における患者さんのメリットとしては、開腹手術に比べて、
などがあり、手術による体の負担を少なくできることが挙げられます。
一方デメリットとしては、
などがあり、術前に眼科を受診して眼疾患のチェックをすることや、必要に応じて腹腔鏡手術(や開腹手術)に術式を変更して対応します。