地域医療連携室だより |
地域医療連携室だより 2022年2月号 VOL.38糖尿病教室 代謝・内分泌内科 医長 畠山 寛
栄養科 栄養科 科長 野田 千保子
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栄養科は管理栄養士9名、調理師26名が勤務しております。 衛生に留意し安全で美味しいお食事を、毎食心を込めて提供しています。治療上特別な制限がない一般食や、治療食などを含めますと病院の食事は200種類以上あり、病状や体調を考慮した栄養バランスのよいお食事を毎回約250食提供しております。 今年度の栄養科の取り組みとして、入院患者様の治療を滞りなく行うため『栄養管理』を重点目標に取り組んでいます。その一環として、患者様一人一人の病態に合った治療食の提案を行っています。また、多職種連携で予約の入院患者様の情報共有により医師の指示の元、栄養食事指導も実施しております。特に周術期、がんの化学療法予定の患者様には、栄養不良による治療の妨げにならないよう、栄養の摂り方について説明を行います。患者様が早期に社会復帰出来るように、病状に沿った栄養管理を提案しています。 更に栄養状態に問題を生じている場合には、専門知識を習得した多職種(医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士、医事課職員など)構成で、栄養管理を支援しているNST(栄養サポートチーム)が介入し栄養状態の早期改善に努めています。 |
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【入院食の提供】 食事の種類:一般食(常食・粥食・分粥食・流動食) 治療食(糖尿食・減塩食・低脂肪食・腎臓食・潰瘍食・術後 食・検査食他) 祝い膳・産婦食提供中退院前日の昼食 :入院食とは全く異なる食材を使用した特別メニューを用意し ています。嗜好調査も行い利用者の希望に合わせた献立を 考案し、提供しています。 季節膳・イベントメニュー :旬の食材を使用したご馳走献立やイベント時の特別メニュー の実施。当院ホームページに掲載中です。 |
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地産地消 :魚のすり身を使用した煮物や焼津名産の加工品を利用した料理などは好評です。 個別の対応:近年医療安全の観点から、食物アレルギーの対応は最優先となっています。そして多国籍な入院患者様に対し ても、宗教上の理由により禁忌な食品を代替えした対応も行っています。また、入院生活は病気に対する不安 や病状の辛さ、消化器症状の便秘や下痢、不眠などから食思不振を訴える方が大勢いらしゃいます。 そのため、病態別の指示以外にも、飲み込みや噛みやすさなどを考慮した対応で提供しております。 料理レシピ:「やきつべ減塩長寿食レシピ」というタイトルで現在71品目(昔懐かしの揚げおでん等)が最新アップ中で す。すべて当院の病院食をホームページで公開しています。また、病院情報誌「ひだまり」にも季節毎のお薦 めメニューを紹介しています。 【栄養食事指導】 集団指導:専門スタッフによる糖尿病教室において、多職種(医師・看護師・管理栄養士・臨床検査技師・薬剤師・歯科衛 生士・理学療法士)で効果的な療養指導を行っております。毎週火・水曜日の午後開催。食事療法について各週 水曜日に基礎編と応用編をQ&A方式でわかりやすく話していますので、受講をお勧めしています。この教室は、 かかりつけ医で治療されている患者様にもご参加いただく事が可能です(かかりつけの医療機関から紹介してい ただく必要があります)。 個別指導:入院・外来の患者様を対象に医師の指示により実施しています。 30分間予約制で月曜日から金曜日(土・日・祝以外)実施しています。(月曜日と水曜日は午前のみ) その他に病棟担当栄養士がベッド臥床の患者様に対して、病室でも指導を行っています。 【地域医療連携―栄養食事指導の状況】 ・地域連携パスの栄養指導の予約も、地域医療連携室にFAXにてご依頼いただいております。専用紹介状にてご紹介いただいた患者様に、診察後の個別栄養指導を実施しております。状況に応じましては複数回指導になる場合もございますが、責任を持って食生活の改善をご提案・ご支援致します。 ・糖尿病性腎症専門外来の、早期糖尿病性腎症の病診連携システム(YES-I-DO)では、専門医の診療を受けるときからスタッフも同席し、多職種(看護師・管理栄養士・臨床検査技師・薬剤師)で効果的な療養指導を行っております。 今回は栄養科の概要につきましてご紹介させていただきました。食べることは、すべての方にとって非常に重要で治療にも有効です。栄養科では、さまざまな工夫を凝らして、美味しい食事提供と正しい情報の提供に努めて参ります。今後とも宜しくお願い申し上げます。 |
退職医師 | 新任医師 | |||||
12/31 | 産婦人科 | 金城 国俊 | 1/16 | 産婦人科 | 深谷 小百合 | |
1/15 | 産婦人科 | 石田 理紗 | 〃 | 産婦人科 | 植竹 七海 | |
〃 | 産婦人科 | 手島 綾香 |
ダヴィンチ手術数が100症例を達成したことの記念の楯をINTUITIVEよりいただきました。代表して泌尿器科の松本科長が受け取りました。 当院では2019年7月より泌尿器科領域の症例を主に、ロボット支援手術をしており、婦人科領域でも開始されましたので、今後も多くの診療科での導入が期待されています。 |
『より良い医療の提供を行うとともに、市民の健康増進に貢献することで、市民の信頼に応えます。』 |
【お願い】 当院へのご紹介患者様に紹介状をお渡しいただくときは、「新型コロナウイルス感染症関連チェックシート」2021.9.30版を来院当日持参するよう、お伝えください。 |