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医療関係の皆さまへ

地域医療連携室だより

地域医療連携室だより 2022年5月号 VOL.39

眼科の紹介                           眼科 科長  松永 寛美

 近隣医療施設の方々には、平素より当院眼科診療にご理解・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
 当科は常勤医2名で診療を行っております。
 外来診療は月・火・木・金曜日の午前中、手術は月曜日の午後と水曜日終日、火・木・金曜日の午後は蛍光眼底造影検査などの特殊検査やレーザー治療などを行っております。
 これまでに受けた診断・病状・加療内容の把握のため、眼科かかりつけ医がおありの患者様には紹介状を持ってきて頂くようお願いしております。地域医療連携室を介しての初診予約枠がございますのでご利用下さい。ご不明な点、また緊急の場合には眼科外来にお問い合わせ下さるよう、お願い申し上げます。
 当院で行っている手術には、白内障・翼状片・霰粒腫・眼瞼内反症などがあります。但し、硝子体手術・斜視手術・抗VEDF療法・PDTなどは現在当院では行っていないため、網膜剥離・硝子体手術・加齢黄斑変性など症例によっては他院に紹介させて頂くこともございます。
 当院で可能な加療内容に限界もあるため近隣の先生方・患者様にはご迷惑おかけすることも多いかと存じますが、より良い医療を提供できますよう努力して参りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
 尚、病状精査目的のため散瞳し眼底検査を致します。個人差はありますが散瞳すると4~5時間眩しく見えにくくなるためご自分での車・バイクの運転は難しくなり、また交通事故の原因にもなり得ます。当科へお越しの際にはご自分で車やバイクを運転せず、ご家族の送迎またはタクシー・公共の乗り物をご利用頂くよう、患者様にお伝え下さい。
 また、ご高齢・重症と思われる患者様をご紹介頂く際には、ご家族もご一緒に来院していただくようお伝えして頂ければ幸いです。
 眼科の紹介


リハビリテーション技術科の紹介          リハビリテーション技術科 科長  吉田 明人

 当院リハビリテーション技術科は理学療法係・作業療法係・言語療法係・小児リハ係の4係からなります。それぞれ理学療法士(PT)10名、作業療法士(OT)8名、言語聴覚士(ST)5名、小児理学療法士(PT)1名、小児作業療法士(OT)1名が勤務しています。
 当科の特徴として、整形外科疾患、脳神経疾患、小児疾患をはじめ廃用症候群への対応からほぼ全診療科から依頼を受け治療に関わっています。
 当院は急性期病院ですので、入院患者様は発症又は術後早期からリハビリテーションを開始しております。また継続的にリハビリテーションが必要な患者様には、回復期リハビリテーション病院への橋渡しをしております。維持期のリハビリテーションには対応しておりません。
「理学療法係」
 入院患者様が87%・外来患者様が13%です。入院の内訳は脳血管疾患が35%、廃用症候群が34%、整形疾患が29%でその他が2%です。
 外来は72%が整形疾患で、膝や足関節の骨折・靱帯損傷等です。残りの28%は脳血管疾患に対し実施しています。

「作業療法係」
 入院患者様が70%・外来患者様が30%です。入院の内訳は脳血管疾患が77%、廃用症候群が13%、整形・形成疾患が10%程度と、ほとんどが脳梗塞・脳出血・パーキンソン病など神経難病になります。外来は88%が整形・形成疾患で、腕や手首の骨折・指の怪我(切断・靱帯損傷など)で、必要に応じてスプリント作成や自助具などの指導・助言をしております。残り12%が脳血管疾患で麻痺や高次脳機能障害に対し実施しています。
リハビリテーション技術科室内
「言語療法係」
 入院患者様が75%、外来患者様が25%です。入院の95%は成人の中枢神経疾患(脳梗塞・脳出血・パーキンソン病など神経難病)で嚥下や言語、高次脳機能訓練を行っています。外来は成人の失語症、高次脳機能障害に対して、また小児の言語発達障害(言葉の遅れ・構音障害・吃音・難聴など)に対して訓練を行っています。
 失語症の患者様には全体構造法という訓練法を用いて治療に当たっています。

「小児リハ」
 理学療法は入院患者様が22%、外来患者様が78%です。入院の72%が脳血管疾患、28%が呼吸機能障害に対し排痰呼吸訓練を行いました。外来はほとんどが運動発達遅滞に対して運動療法を行っています。
 作業療法はすべて外来患者様で発達障害(自閉症スペクトラム・注意欠陥多動性障害、学習障害など)に対して評価治療を行っていますが、令和3年の9月から療法士が不在となり、業務を停止させていただいております。ご迷惑をおかけしておりますが、今年度途中から再開予定となっておりますので、再開時にはアナウンスさせていただきます。

「その他の活動」
 小児領域における地域連携として、「発達障害児連絡会」を主催しています。これは当院小児科医師・言語聴覚士・小児理学療法士・小児作業療法士と志太榛原地域の園・学校・療育施設や市町など関係機関との連携に役立っています。ほかにも「療育教室(どんぐり教室)」にも参加しています(保育士・保健師・小児理学療法士・小児作業療法士が連携)また、発達障害のお子さんを持つ保護者様のピアカウンセリングの場としての「たけのこの会」も開催しています。
 当院主催の発達障害児連絡会と「たけのこの会」については新型コロナ流行後開催を自粛させていただいております。状況が改善されれば再開する予定です。

 以上、可能な限り、地域連携をスムースに行い、地域医療に貢献していきたいと考えております。
 よろしくお願いいたします。(文中の数値は令和3年度のものです)



糖尿病教室再開のお知らせ

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、糖尿病教室をしばらく休止しておりましたが、4月より再開しました。
 糖尿病教室は、糖尿病の病態や治療の意義、合併症や検査について理解を深めるための教室(全4回)です。当院では、多職種による療養指導を実施しています。患者様からも積極的に発言して頂けるよう進行していきますので、他の糖尿病患者様の体験談を聞ける良い機会にもなります。
 詳細につきましてはホームページなどでご確認下さい。

糖尿病教室の様子


「感染対策向上加算2及び3」「外来感染対策向上加算」の算定を予定されている医療機関様へ

 令和4年度の診療報酬改定に伴い、感染対策向上加算2及び3、外来感染対策向上加算、連携充実加算を算定される医療機関においては、加算1を算定している医療機関との連携が求められています。
 当院は、「感染対策向上加算1」を届け出ておりますので、今後届け出のご予定があり、当院との連携をご希望される医療機関様におかれましては、ご一報願います。
 また、既にご連絡いただきました医療機関様におかれましては、随時研修会等の案内をさせていただきます。



ふじのくにねっと

 ふじのくにバーチャル・メガ・ホスピタル

「ふじのくにねっと」は、ふじのくにバーチャル・メガ・ホスピタル協議会が運営する、VPN回線を使用した、静岡県の地域医療連携システムです。
 患者様の診療情報を共同で利用し、診療に役立てており、情報を参照しても診療報酬を算定できるようになっています。まずは参照施設として、未参加施設は参加をご検討ください。

 参加をご検討中の施設の皆様は、【お試し端末サービス】のご利用ができます。
 短期間のお試し利用で、その間の利用料や通信費の負担はありません。

 詳しくは「ふじのくにねっと」のホームページ(http://www.fujinokuni-net.jp/)をご覧ください。



医師異動のお知らせ

 日ごろからご支援、ご指導いただきありがとうございます。医師の異動がありましたのでお知らせいたします。

3月31日 退職医師
脳神経外科 竹原 誠也 整形外科 七條 正典 耳鼻咽喉科 中村 友樹
脳神経外科 丸山 学二 整形外科 村上 友基 産婦人科 津田 誠
小児科 渡辺 恵子 形成外科 本居 祐二 産婦人科 樋口 尚史
小児科 宍戸 将人 泌尿器科 飯島 平祐 歯科口腔外科 中谷 嶺
小児科 助﨑あきら


4月1日 新任医師
総合診療内科 太田 由衣 整形外科 小幡 勇 産婦人科 加藤 興風
小児科 中野 克俊 整形外科 吉田 遼馬 産婦人科 牧 瑛子
小児科 弥富 芽野 形成外科 加藤 貴秀 耳鼻咽喉科 吉見 亘弘
小児科 申 俊鎬 脳神経外科 井上 翼 歯科口腔外科 柳澤 昇平
小児科 谷口 智城 産婦人科 竹原 洸平
小児科 浅井 佑哉 産婦人科 賁  馳


4月29日 退職医師 4月30日退職医師 5月1日 新任医師
核医学科 安部 美輝 小児科 北岡 寛己 整形外科 太田 海人


焼津市立総合病院理念

『より良い医療の提供を行うとともに、市民の健康増進に貢献することで、市民の信頼に応えます。』


【お願い】
 当院へのご紹介患者様に紹介状をお渡しいただくときは、「新型コロナウイルス感染症関連チェックシート」2021.9.30版を来院当日持参するよう、お伝えください。




       

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