/ お知らせ
2022年4月1日から2025年9月30日までに当院に入院した患者さんでタゾバクタム/ピペラシリン (商品名:タゾピペ )が使用された方へ
研究機関名:焼津市立総合病院
研究機関の長:病院事業管理者 関 常司
研究責任者:薬剤部 加藤 純
1)研究の目的
タゾバクタム/ピペラシリンは緑膿菌を含めた広い抗菌スペクトルを有し、肺炎をはじめ腎盂腎炎,腹膜炎などの感染症に対する抗菌薬として使用されています。
本剤の有害事象として、特に腎機能障害の発現は慢性腎不全の患者や用法用量と相関するとの報告がありますが、その詳細やそれ以外のリスク因子に関する報告は少ないです。
今回、本剤による急性腎障害発現に関するリスク因子を評価し、抗菌薬適正使用に活用します。
1)研究対象者
2022年4月1日から2025年9月30日までに当院に入院した患者さんで、タゾバクタム/ピペラシリン(商品名:タゾピペ)が使用された方
2)研究期間
倫理委員会承認日から2026年3月31日まで
3)研究方法
対象とする抗菌薬が使用された患者さんの情報(年齢、性別、身長、体重、原疾患、基礎疾患、既往歴、投薬歴、併用薬、バイタルサイン、治療経過及び 臨床検査値)を診療録より後方視的に収集します。調査は焼津市立総合病院内で行います。
得られた解析結果より、 有害事象に関連するリスク因子を探索、考察します。結果は、患者さんが特定されることのないよう個人情報を保護し、関連学会あるいは学会誌等で発表します。
4)研究方法などの閲覧
開示可能な範囲内で研究方法などの閲覧が可能です。
5)情報の保護
この研究は、該当する患者さんの通常の診療記録をまとめることによって行います。利用する情報からは、個人情報(お名前,ご住所などの個人が特定できる情報)を削除し,匿名化を行います。また、この研究の成果は学会や専門誌などで発表することもありますが、この際も個人情報を公開することはありません。
研究に関する問い合わせや自分の診療データを研究に利用することを望まない場合は下記までお問い合わせください。なお、研究の辞退によって診療などで不利益となることはございません。
問い合わせ先
所属・氏名:薬剤部 加藤 純
電話番号:054-623-3111(平日8時30分~17時15分)
ファックス:054-623-6335