焼津市立総合病院

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診療部門のご案内

診療科

外科                                                     外来担当医表はこちら

外科とは・・・
 当科では、手術の必要性と危険性、手術以外の適切な治療法などにつき、文書や図を用いて患者さんにわかりやすく説明するよう心がけています。
  どの手術にも10年以上の経験を有する外科医が手術チームに加わることにより、現在日本で行われている標準的な手術術式の遂行が可能です。
 難度の高い手術の際は東京大学血管外科、浜松医科大学第一外科、癌研究会付属病院消化器外科などから手術の助手を派遣していただいています。

特殊外来
呼吸器外科外来       呼吸器外科医師募集
肺がんなどの呼吸器疾患の手術適応患者を対象
担当医師 北 雄介
受診方法 外科外来(内線2128)に電話予約
診察日 毎週水曜日 8:30~13:00

乳腺外科外来   
乳腺疾患の方を対象
担当医師 平松 毅幸
受診方法 外科外来(内線2128)に電話予約
診察日 毎週月・金曜日 8:30~16:00

スキンケア外来       
人工肛門・褥瘡・浅い創傷などの方を対象
担当看護師 河原崎まどか(皮膚・排泄ケア認定看護師)
受診方法 外科外来にて医師の診察後予約もしくは紹介状受診後に予約
診察日 毎週木曜日 8:30~11:30 13:30~15:30

大腸・肛門外科外来       
大腸がんなど大腸・肛門疾患の手術適応患者を対象
担当医師 風間伸介
受診方法 外科外来(内線2128)に電話予約
診察日 毎週木曜日 8:30~13:00

大腸がんセカンドオピニオン外来           
大腸がんなどで他の診療施設で治療中でセカンドオピニオンを希望される患者、もしくは患者の同意を得た家族を対象
担当医師 風間伸介
受診方法 外科外来(内線2128)に電話予約
診察日 毎週木曜日 13:00~

◆医師の紹介

医 師 名 資 格 専門分野
風間 伸介
(副病院長兼患者支援センター長)
 日本外科学会認定外科専門医・指導医
 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・指導医
 日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療専門医
 日本大腸肛門病学会認定大腸肛門病専門医・指導医
 日本消化器内視鏡学会認定内視鏡専門医・指導医
 日本内視鏡外科学会技術認定医(腹腔鏡下直腸切除で取得)
 日本内視鏡外科学会ロボット支援手術認定プロクター
 日本臨床外科学会評議員
 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
 臨床研修指導医
 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者
外科一般(特に大腸・肛門)
平松 毅幸
(病院長補佐兼診療支援センター長兼健診センター長兼栄養サポート室長)
 日本外科学会認定外科専門医
 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
 日本医師会認定産業医
 検診マンモグラフィ読影認定医
 日本静脈経腸栄養学会認定医
 臨床研修指導医
 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者
外科一般(特に乳腺)
高林 直記
(医務部長兼総合研修指導室長)
 日本外科学会認定外科専門医・指導医
 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・指導医
 日本内視鏡外科学会技術認定取得
 検診マンモグラフィ読影認定医
 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者
 臨床研修指導医
外科一般(特に肝・胆・膵)
石原 行雄
(一般外科長兼化学療法室長兼患者支援室副室長)
 日本外科学会認定外科専門医・指導医
 日本消化器外科学会認定医
 大腸癌研究会施設代表者
 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
 日本大腸肛門病学会認定大腸肛門病専門医
 検診マンモグラフィ読影認定医
 臨床研修指導医
 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者
外科一般
北 雄介
(胸部外科長
総合研修指導室副室長)
 日本外科学会認定外科専門医・指導医
 日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科専門医
 日本胸部外科学会認定医・指導医
 日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科指導医・評議員
 日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専門医・指導医
 日本呼吸器内視鏡学会評議員
 日本禁煙学会認定指導者
 禁煙サポーター
 日本医師会認定産業医
 日本医師会認定スポーツ医
 CT検診認定医
 臨床研修指導医
 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者
外科一般(特に肺・縦隔)
小野田 貴信
(消化器外科長)
 日本外科学会認定外科専門医
 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医
 日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医
 臨床研修指導医
 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者
外科一般
小林  亮
(胸部外科副科長)
 日本外科学会認定外科専門医
 日本胸部外科学会認定医
 日本消化器外科学会認定医
 日本呼吸器外科認定呼吸器外科専門医
 臨床研修指導医
 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者
外科一般(特に肺・血管)
牧野 晃大(医長)  日本外科学会認定外科専門医
 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者
外科一般
村井 伸(医長)  日本外科学会認定外科専門医
 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者
外科一般
落合 伸伍   外科一般
佐藤 健資  がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了者 外科一般
五十嵐 洸 外科一般
川口 萌々子    外科一般


◆学会認定
名称
・日本外科学会外科専門医制度修練施設
・呼吸器外科専門医制度専門研修基幹施設(浜松医科大学附属病院)の専門研修連携施設
・日本消化器外科学会専門医修練施設
・日本がん治療認定医機構認定研修施設
・日本呼吸器内視鏡学会専門医制度認定施設



臨床研究についてのお知らせ
 臨床研究を行う場合、診療情報等の過去の情報のみを用いた研究や、手術検体試料を用いるような研究については、文部科学省と厚生労働省が定めた「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成27年4月1日施行)に従い、「必ずしもインフォームド・コンセントを受けることを要しない」とされております。
 当科では下記臨床研究について、診療情報から個人が特定される情報は削除した上で、学会や雑誌等で発表されますが、その際にも個人が特定される情報は公表しません。ご自身の情報提供並びに拒否される方は遠慮なく申し出て下さい。ご不明な点があれば担当医師にお尋ね下さい。

※当院は全国肺癌登録業務に協力しており、日本呼吸器外科学会、日本呼吸器内視鏡学会のホームページで肺癌に対する
 外科治療を受けられた患者さんの診療情報を公開致します。
 但し、各個人から本登録の拒否の意思表示があった場合は、登録から除外いたします。


 ■一般社団法人National Clinical Database(NCD)の手術・治療情報データベース事業への参加について
   (PDFファイル)
 

 ■肺切除後気漏に対するドレーン管理法の多施設共同前向き観察研究について(PDFファイル)
 ■焼津市立総合病院における原発性肺がんに対する肺切除手術 多施設共同研究について(PDFファイル)
 
 ■大腸癌T1/T2、N(+)症例における術後補助化学療法の有用性
 ■腎機能障害患者における大腸癌補助化学療法の検証
 ■大腸癌術後合併症と術後補助化学療法施行及び予後への影響
PDFファイル




診療お役立ち情報  「当院での乳がん治療のご紹介 ~チーム医療でサポートしています~」
  病院長補佐  平松 毅幸

患者支援を多面的にサポート
  がんは今、日本人の2人に1人がかかると言われる病気です。
 当院では、がんになってしまっても、安全で質の高い医療が提供できるよう、チーム医療で患者さんをサポートしています。
 今回は特に、乳がんの診療についてその概略をご説明します。
1.診断
(1)視触診 (乳腺外科)  画像診断(放射線科、一般撮影室、生理機能検査室)

 乳癌はしこりで気づいて来院される方が約8割です。乳房の異常所見やわきのリンパ節の腫大などにより、癌の可能性がある時には、以下の検査を実施します。
 マンモグラフィは、しこりの内部の密度や辺縁の形状等を調べるX線検査です。当院では、1㎜幅の断層撮影機能を有するデジタルマンモグラフィ装置により、精密な診断が可能です。
 乳腺エコー検査では、病変の内部構造や広がりを調べます。当院は全乳房を0.5㎜幅で断層撮影する乳房専用エコー機により、3D画像を作成し、精密な診断・治療に役立てています
 造影MRI検査は、病変の細胞や血管の密度を3D画像化して病変の性状と範囲を調べます。

(2)病理検査   (病理診断科、病理室)

 乳腺のしこりを針で穿刺して採取した組織や細胞を特殊染色して、癌か否かを診断します。組織診では、さらに、その悪性度や有効な治療薬まで判定します。手術中に、切除範囲を決定するために、摘出乳腺の断端および周辺リンパ節の癌細胞の有無を迅速に判定し、術後には、乳房内の癌の広がりやリンパ節転移個数を精細に分析します。

マンモグラフィ装置

2.治療
 遠隔臓器(骨、肺、肝臓など)に転移巣が明らかでない乳癌では根治目的で、①乳房内および転移したリンパ節を手術で除去する、②全身への癌の転移・再発率を低下させるために有効な薬剤を投与する、③局所再発率を低下させるために胸壁に放射線を照射します。一方、遠隔転移巣が明らかな時には、根治は困難なため、その副作用で患者さんの生活の質が出来るだけ損なわなれないような治療を選択します。

 (1)乳房温存術と乳房切除術    (乳腺外科、麻酔科、看護科(手術室・病棟))

 乳房温存術は、乳房を部分的に切除する術式で、術後に残存乳房に再発予防目的の放射線を照射します。一方、乳房切除術は乳房を全部切除する術式です。どちらを行うかは、乳房内の癌の広がりと患者さんの要望により決めています。

 (2)乳房再建術   (形成外科、看護科)
 
 乳房を全部切除する方で、胸壁再発の危険が低く、ご本人の希望があれば、乳房再建術を行っています。再建には、自分の組織か、シリコンのインプラントを用います。自己の組織としては、当院では、血管付きの腹部脂肪組織を、胸部の血管に顕微鏡下に吻合する、腹筋温存の再建法を最も多く行っています。

 (3)放射線療法   (放射線科・リニアック治療室)

 放射線は、癌細胞のみならず正常細胞のDNAも破壊しますが、癌細胞は正常細胞よりも回復能力が低いため、癌細胞だけを死滅させる工夫をして照射します。乳癌では、術後の胸壁再発予防の照射(週5回の外来通院で5~6週間)や、骨転移の痛みの緩和的照射のために用います。

 (4)薬物療法  (乳腺外科、薬剤科点滴治療センター

  薬物療法には大別すると、化学療法剤(癌細胞も正常細胞も攻撃する)、分子標的薬剤(主に癌細胞に作用する)、抗女性ホルモン剤(乳癌の増殖スイッチが入らないようにする)があり、その副作用は、その順に弱くなります。外来での化学療法は、専任の薬剤師・看護師がいる「点滴治療センター」でのみ施行しています。


3.心身のケア(緩和ケア)

 緩和ケア

 緩和ケアとは、「生命を脅かす疾患による問題に直面する患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的、心理的、社会的な問題、さらにスピリチュアル(宗教・哲学的な魂)な問題を早期に発見し、的確な評価と処置を行うことによって、 苦痛を予防し、和らげることで、生活の質を改善する行為」で、多種の医療職が多面的に担当しています。

 リンパ浮腫のケアとリンパ管細静脈吻合術   (形成外科、看護科)

 乳癌の手術では腋窩リンパ節切除に伴い、腕にリンパ液がうっ滞しやすくなり、リンパ浮腫をきたすことがあります。従来は、スキンケア、徒手リンパドレナージ、弾性包帯・ストッキングなどのケアが主体でしたが、当院では、リンパ管と静脈を顕微鏡下で吻合してリンパ液を血管系に逃す手術療法が受けられる数少ない施設の一つです。

 リハビリ  (リハビリテーション科)

 手術時には広範囲に皮膚と皮下組織を剥離し、病変摘出後には皮膚面が乳腺や大胸筋に癒着します。そのため、肩を動かすと創部がひきつれる感じが生じ、肩の運動を控えていると、肩が上がりにくくなります。理学療法士は、患者さんの自律訓練のお手伝いと、より積極的な肩関節可動域を拡大する訓練を行います。

 よろず相談  (看護科、よろず相談

 癌と告知されると、「なぜ私が・・・。」という自問、治療の副作用に対する不安、再発への不安、将来の生活の不安・・・など、私達は様々な苦悩を抱えることになります。
 当院では、そのような皆様のがんに関する悩みや疑問などに、心や体の苦痛の緩和を専門的に勉強した看護師やソーシャルワーカーが対応する、「緩和ケア・がんよろず相談」を設置してありますので、一人で悩まれずに、ご相談ください。また、がん経験者が、がん患者さんの相談や悩みに同じ目線で答える「ピアサポート」にご協力いただける方のご連絡もお待ちしております。



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