ストレスが原因で、心や体の病気が引き起こされることはよく知られています。ストレス社会といわれる現代社会において、特に心の病は急速に増加しており、当診療科も年々受診者数は増えてきています。
主訴で多いものは、不眠、食欲不振、うつ状態、意欲低下、不安感、身体的不定愁訴(頭痛、動悸、胃部不快感、肩こり、熱感、しびれ感)や種々の自律神経症状等です。
代表的疾患を以下にあげてみます。
1)神経症及び心身症
家庭や職場、学校でのストレスや対人関係の悩みがひきがねになることが多い。
2)内因性精神病(統合失調症、躁うつ病、うつ病)
3)老年期精神障害(認知症、せん妄、うつ状態、妄想状態)
4)アルコール依存症
5)小児の相談
6)症状性精神病
7)脳器質性精神病(頭部外傷、脳出血、脳梗塞後の精神症状群)
治療は精神療法(カウンセリング)と向精神薬を中心とする薬物療法です。
ケースにより治療は異なりますが、次の3点を基本方針としています。
1)患者さんや家族の話をよく聴きながら信頼関係を結びます。
2)自己治癒力が発揮され、患者さん自身が自らの力で心理、行動上の問題点等を解決していけるよう援助します。
3)また、病気や症状、投薬について正しい知識と理解が得られるよう、平易でわかりやすい言葉で説明しています。
<ひとこと>
病院の神経・精神科と言うと、敷居が高く感じられるかもしれませんが、心から話せる場として考えて頂ければ…と思います。
※診察は再診のみで、平日の(水曜日を除く)午後に予約の電話をお願いします。
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