焼津市立総合病院

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診療部門のご案内

診療科

眼科                                                   外来担当医表はこちら

眼科とは・・・
 眼科で扱う病気には、結膜炎をはじめ、角膜疾患、白内障、糖尿病網膜症を含めた網膜硝子体疾患等があります。これら疾患の診断、治療を行っております。

 現在他院眼科を受診中で、当院眼科を受診希望の方は、今までの経過・加療内容の把握のため、眼科かかりつけ医からの紹介状を持参して下さい。

※散瞳・眼底検査をするとまぶしくなりバイク・自動車の運転ができなくなりますので、来院時にはご自分での運転はせず、ご家族の送迎もしくはタクシー・公共の乗り物での来院をお願いします。
 また、ご高齢の方や難しいと思われる症例の場合には、診察時ご家族も同席して説明を聞いていただくよう、お願いいたします。


◆医師の紹介
 医 師 名  資 格  専門分野
 松永 寛美
 (眼科科長)
 日本眼科学会認定眼科専門医
 臨床研修指導医
 眼科一般
 橋爪 衛    眼科一般

■非常勤医師
 医 師 名  資 格 等  専門分野
 松岡 貴大
(静岡赤十字病院
 眼科副部長)
 日本眼科学会認定眼科専門医
 日本眼科学会所属
 網膜硝子体学会所属
 日本眼科術学会所属
 日本白内障屈折矯正手術学会所属
 網膜硝子体


◆学会認定
名称
日本眼科学会専門医制度研修施設

◆静岡県難病医療協力病院
疾患群 専門領域   担当医師名




 眼科系疾患一般
 ・網膜色素性変性症
 松永 寛美

白内障手術を勧められている方へ
 当院では、白内障日帰り手術と入院手術を行っています。
 手術日:月曜日・水曜日(手術の曜日は診察時に相談して決めます)

日帰り手術の一般的な流れ
まずは、かかりつけ医にご相談ください。
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かかりつけ医で紹介状をもらい、当院の受診予約をしてください。(受診予約先:地域医療連携室)
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当院受診(1回目) ・診察と検査をします。
・日帰り手術か入院による手術か相談をして決めます。
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当院受診(2回目) ・手術の詳しい説明をします。
・追加の検査が必要な場合があります。
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手術当日(3回目) ・指定された時間に来院してください。(曜日によって異なります)
・点眼や点滴等の処置をします。(点眼開始から手術開始まで2時間かかります)
・手術開始→終了(手術が終了し外来に戻ってくるまで、30分程度かかります)
・手術後、15分~30分程度の安静が必要です。
・術後の説明→帰宅
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手術後の受診(4回目) ・翌日8:30
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手術後の受診(5回目) ・月曜日手術 → 金曜日8:30
・水曜日手術 → 月曜日8:30
※診察日は一般的な目安です。術後の状態により変更になる場合があります。
※5回目以降も継続して受診が必要です。受診日は診察時にお伝えします。
   ※詳しくは、眼科外来までお問い合わせください。
    また、受診予約は地域医療連携室までお願いいたします。
    電話 054-623-3111(代表)


専門外来の紹介
網膜・緑内障外来
 この度、焼津市立総合病院で専門外来を開設致しました。(毎週火曜日)
 白内障、緑内障、硝子体といった手術を専門としております。
 高血圧・糖尿病・高脂血症などお身体の病気が網膜に影響を与えることがあります。
 また、緊急を要する網膜剥離や重篤な視力障害を起こし得る黄斑変性症など、失明に至り得る病気が複数あります。
 適切な治療方針の選択、病態の説明・術後の管理に努めておりますので、お気軽にご相談ください。
 
眼科 松岡 貴大
 あなたには、まっすぐにみえていますか?
歪んで見える 中心が見えない 視界がほやけている

 抗VEGF抗体硝子体腔内注射の導入
 糖尿病網膜症に伴う糖尿病黄斑浮腫や、静脈閉塞に伴う黄斑浮腫の原因には、VEGFという物質があります。アイリーア®はVEGFの働きを抑える作用を持つ、抗VEGF薬といわれるお薬です。アイリーア®を目の中に注射することで、網膜(黄斑)の浮腫を減らし、患者視機能の確保の礎を築きます。
 病状に合わせて、単回注射、複数回注射の必要があります。当院は日帰り治療で行います。
糖尿病黄斑浮腫と静脈閉塞黄斑浮腫と加齢黄斑変性症画像
 黄斑症と治療方法説明
    ※詳しくは、眼科外来までお問い合わせください。
    また、受診予約は地域医療連携室までお願いいたします。
    電話 054-623-3111(代表)


●診療科お役立ち情報   「糖尿病網膜症について」

眼科  松永 寛美

 糖尿病網膜症とは、糖尿病によって細い網膜血管が詰まってしまい起こる病気です。
 現在、日本では18歳以上の視覚障害の原因のトップに緑内障・糖尿病網膜症・網膜色素変性症が挙げられており、毎年3,000人以上の方が糖尿病網膜症で視力を失っているというデータ報告があります。

 すぐに悪くなるわけではなく、おおまかには次のように段階を踏んで進行します。

単純網膜症
 網膜に出血・毛細血管瘤が出現。自覚症状はなく、この段階では経過観察。

増殖前網膜症
 血管が詰り網膜に虚血が起こる。必要な病変部位にはレーザーを開始。

増殖網膜症
 虚血部位に新生血管が生えることで、硝子体出血・血管新生緑内障・網膜剥離を起こし、重篤な視力障害を起こす。

 今回、専門的なことはさておき、とりあえず皆さんに知っておいていただきたいこととしては次のようなことがあります。

 網膜症は徐々に進行しますが、かなり進行しないと自覚症状が現れにくいため、突然見えにくくなって眼科外来を受診したら硝子体出血・血管新生緑内障・網膜剥離で失明寸前ということもあります。

 「仕事や子育てで忙しくてつい内科・眼科の受診が後回しになってしまって…」と思っていませんか?
 実はこれが落とし穴です。
 最初のうちは内科や眼科にかかっていても初期の段階では自覚症状に乏しいため、自己判断で受診を中止してほったらかしにしている間に病気は進行します。
 そのうち上述のように失明寸前で緊急入院・レーザー・手術が必要になるほどひどくなるケースもあります。

 働き盛りや子育ての最中で入院して治療するということは経済的にも精神的にもかなりのダメージとなります。
 平均寿命を考えた場合、中途失明してしまいその後の長い人生生活に支障を来たしてしまうということを考えると、ちょっと大変でも定期受診を受けることで失明のリスクはかなり減るはずです。

 また、人間ドックの眼底検査では後極という一部分しか見ないことがほとんどなため、網膜全体を診察するには散瞳しての眼底検査が必要となります。
 ご自分のためにもご家族のためにも、内科だけでなく眼科の定期検査もきちんと受けてくださいね。

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