/ お知らせ
当院では、昨年度から地下水利用システムの設置工事を行い、4月17日に完成いたしました。このたびシステムの完成と開設を記念し、5月7日(木)15:00からオープニングセレモニーを開催しました。
当院では災害拠点病院として災害に強い病院作りのため、既存の水道設備に加え地下水利用システムを設置しました。
本システムは良質な大井川水系伏流水の得られる地下130mから地下水をくみ上げ、逆浸透膜により高度に浄化した水を院内に供給するものです。病院では通常、水道水と地下水の両方を利用しますが、災害などにより市内水道管が破損した場合でも、地下水のみで必要なすべての水をまかなうことが可能です。
また、もう一つの特徴は既存の院内水道配管の損傷に備えて、災害時最も水を必要とする血液透析室に地下水専用配管を設置したことです。これにより透析治療の安全性が向上しています。県内医療機関の地下水利用はすでに数か所でおこなわれていますが、透析治療を確実に行うための院内二重配管は初の試みです。
これからも地域の災害医療に貢献出来るよう努めていきたいと思います。
当院の地下水利用システムを第17回日本医療マネジメント学会で発表しました。
中野焼津市長、太田病院事業管理者によるオープニングセレモニー
完成した地下水利用システム
中野焼津市長のスイッチオンによりシステムが稼働開始しました