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内側半月後根断裂（ないそくはんげつ こうこんだんれつ）
| 【MMPRT：Medial Meniscus Posterior Root Tear】 |
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1.内側半月後根断裂（ないそくはんげつ こうこんだんれつ）とは
半月板損傷の中に、内側半月後根断裂という特殊な損傷があります。
中高年の女性に特に多く発生し、軽微な外傷で発症時期がハッキリしているのが特徴です。
階段昇降やジョギングなどの際に「パキッ」という音とともに膝の裏に激痛が走った場合は、この損傷を疑います。そのまま放置していると、半月板のクッション機能が急激に低下し、変形性膝関節症の急速な進行や大腿骨内側顆骨壊死を起こすことがあります。見逃されると数年後に人工関節手術が必要になることがあります。
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2.内側半月後根断裂の治療
保存治療では症状が増悪することが多く、当院では正確な評価を行った上で、種々の手術方法をご提案しています。
■半月縫合（修復）術
切れてしまった半月板を縫合し修復する方法です。
関節鏡を使用しながら、専用の器具を使って半月板に糸をかけ、骨の孔の中に糸を通して固定します。
手術後は縫合部位が安定するまでの間、松葉杖を使用することになりますが、手術により半月板のクッション機能が回復することで、膝の痛みが軽減します。
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関節鏡を使用しながら、専用の器具を使って半月板に糸をかけます。
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骨の中に孔を作成します。 |
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骨の孔の中に半月板にかけた糸を通して固定します。 |
■脛骨骨きり術
脚全体が内反している（O脚になっている）方は、上記のような半月板修復術を行っても回復が悪いと言われています。すねの骨を切り、内反（O脚）を矯正することで損傷した半月板への負荷を減らす治療方法です。手術の詳細については脛骨骨切り術のページをご参照下さい。
■人工膝関節単顆置換術
受傷から時間が経過し、関節の損傷が進行している場合に行うことがあります。手術の詳細については人工膝関節単顆置換術のページをご参照下さい。
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