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焼津市立総合病院一般社団法人日本脳卒中学会から「一次脳卒中センター(PSC)」として認定されています。
一次脳卒中センターとは、脳血管内治療専門医が1名以上在籍し、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、血栓溶解療法(tPA療法)、脳血栓回収療法が可能な施設です。
また、脳卒中専用病床を有し、多職種からなる脳卒中チームをつくり対応します。
当院脳卒中センターは、脳神経外科、脳神経内科、リハビリテーション科の各科が密接に連携しています。そして、充実した診断・治療機器と、コメディカルスタッフのサポートにより、脳卒中発症の超急性期の診断から治療、リハビリテーションまでの脳卒中診療にあたります。また、地域の回復期リハビリテーション病院、介護施設等とも連携し、地域医療を担っています。もちろん、重症脳卒中、特殊な脳卒中等についての高度で専門的な診療も行っています。
これから脳卒中診療の知識、技術を得たい医師には、専門の医師による指導の下、一人一人の患者を大切にしたきめ細かな診療の経験を積むことができます。
時間をかけて検討していただく場合も一度外来を受診していただき、別に面談の予約をしていただくことができます。
当院でもリハビリテーションを行なっていますが、長期にリハビリテーションが必要なときは、リハビリテーション専門病院での治療をお願いすることも多くあります。リハビリテーション病院へ紹介する場合に、患者さんの情報をそれぞれの病院でうまく共有し、そのままスムーズに診療を継続できる体制を整えたものが脳卒中地域連携パスです。
脳神経外科 | 脳神経内科 |
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4人 | 7人 |
当院では下記の施設、診療機器により診察を行っております。
機能の回復を図るとともに、残存機能を有効につかいながら、起き上がり・座位訓練・歩行・車椅子移動などの移動動作訓練などを行い、日常生活が送れるように治療をおこないます。
対象者の方が送られてきた生活背景(日常生活・社会生活)を考慮し、直接的にまたは模擬的に日常生活動作や生活関連動作、趣味的な活動等へアプローチを行い、家庭や社会へ復帰できるよう援助を行います。また、自助具を利用した訓練を行い自立への支援を行います。
失語症、構音障害、高次脳機能障害、嚥下障害に対して、評価、訓練を行っています。入院患者様だけでなく、在宅の患者様には、外来で個人および集団訓練を行っています。
320列エリアディテクターCT装置
3.0T(テスラ)MRI装置を新たに導入し、3台体制で稼働しております。(2台は1.5T)
Shimadz社製 PRISM AXIS-LX
大口径2検出型γカメラ、脳血シンチグラム撮影で血流低下による器質的変化部位、器質変化の見られない虚血部の検出が可能。負荷検査を加え、脳循環予備能の評価。統計的脳機能解析ソフトにより、視覚判定困難な僅かな血流低下を評価できます。
撮影アームを回転させながら撮影し、サブトラクション3Dにより、多方向から血管の状態を観察することができます。
頚動脈の剥離手術中に脳波を測定します。一時的に血流を遮断するため脳波をモニタリングして安全性を維持します。
日本メドトロニック株式会社製 Stealth Station8 脳神経外科における脳腫瘍等の手術において、あらかじめ撮影されたCT・MRI画像を取り込み、より安全に行うためにナビゲートしてくれるシステムです。
山村 泰弘 / やまむら やすひろ
酒井 直樹 / さかい なおき
富田 守 / とみだ まもる
鈴木 洋司 / すずき ようじ
川勝 暢 / かわかつ とおる
森下 直樹 / もりした なおき
小関 昭仁 / こせき あきひと
中村 圭吾 / なかむら けいご
岡 耕太 / おか こうた
伊賀崎 翔太 / いがさき しょうた
菊山 薫 / きくやま かおる
これから多くの経験を積みたいと考えている先生方には、重症くも膜下出血の手術(開頭、血管内)、脳内出血の開頭・内視鏡手術、虚血性疾患の血栓内膜剥離術、頭蓋内外吻合術など、外科的な治療の経験が十分つめることができます。また、tPA療法も、積極的に行っており、多くの経験を積むことができます。