緩和ケアへの取り組み

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緩和ケアへの取り組み

緩和ケアチームからのご挨拶

はじめまして。緩和ケアチームの担当医師、松山周平と申します。

緩和ケアチームは、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・入退院支援看護師で構成された多職種医療チームです。

 

みなさんは〝緩和ケア〟に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。

・痛みのコントロールをする

・麻薬やモルヒネを使う

・できることが無くなったら適用される

など、積極的治療を終えた後の対症状的な医療として、マイナスなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

 

もちろん、痛みや呼吸困難は患者さんにとって大きな苦痛の一つであり、それらの症状をコントロールすることは、緩和ケアの大きな役割だと考えます。患者さんに麻薬やモルヒネなどの薬剤が必要となったときには、少しでも安心して使用してもらえるよう丁寧な説明を、また個々人の希望や価値観に沿った対応を心がけていきます。

 

ただ、実際に病気と闘う患者さんは、痛みや呼吸困難などの苦痛以外にも、不安や焦燥などの精神面、家族やお金の心配などの社会面、といった多岐にわたる苦悩を抱えていることが多いと思います。また〝緩和ケア〟自体に対して抵抗を感じることもあることと思います。上述したような「できることが無くなったから緩和ケア」というイメージが、医療から見放されたような感覚や、ときに絶望さえもたらすことがあるのかもしれません。

 

緩和ケアチームは、様々な苦悩を抱えた患者さんや、希望を失いかけている患者さんにとって、「困ったときにそばにいる相談相手」でありたいと考えています。例えば「寂しい」「子供の将来が不安」など、普段医療者には遠慮して話しづらい苦悩に私たちチームが耳を傾け、少しでもそれらに対応できる立場を目指したいと思っています。その過程で患者さんが失いかけた希望を取り戻してくれたら、それは我々医療者にとっての希望でもあり、そして、その希望の手助けをすることが緩和ケアチームの責務であると思っています。

 

闘病する中で、たくさんの大変な思いをされることと思います。

そんなときには、緩和ケアチームのことを少し思い出してもらえませんか。

緩和ケアチームに一度相談してもらえませんか。

病気に対して医療ができることは、これからもきっとたくさんあります。私たちのチームにもなにか力になれることがあるかもしれません。

緩和ケアチームは、患者さんやご家族にとって、いつでも、いつまでも「そばにいる相談相手」でありたいと思っています。