焼津市立総合病院

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病院のご案内

質の高い医療を目指して

緩和ケアへの取り組み  講演会・研修会参加記録

平成30年度

平成30年9月18日開催 緩和ケア勉強会

講演「緩和医療における漢方医療」
講師 静岡県立がんセンター 緩和医療科 安達勇先生

【参加者感想】
 私たちは現在まで基本的に西洋医学を中心に学んできており、漢方の知識や使い方について系統的に学ぶ機会は多くありませんでした。そのため、ある症状に対してはこの漢方、といった表面的な知識はあるものの、漢方の使い分けや漢方療法における診察の仕方などはあまり理解しておりませんでした。本勉強会では、日常研修生活を送る中でも頻用されている漢方を中心に、「気血水」を座標軸として今患者様がどのような状態にあるのか、そしてそれを解消するためにどのような漢方が妥当なのか、という考え方を学ぶことができ、大変勉強になりました。また漢方の作用機序に関して、各種学術研究を例示いただきながら、いわば西洋医学的観点からご教授いただけたことも、非常にわかりやすく拝聴致しました。このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
                   初期臨床研修医 谷藤 秀一
 

平成30年9月18日緩和ケア研修会講師と平松副病院長


平成30年7月12日開催 緩和ケア勉強会

講演「肺がんに対する免疫チェックポイント阻害剤」
講師 静岡県立がんセンター化学療法センター部長兼呼吸器内科医長 村上晴泰先生

【参加者感想】
 医学の進歩がめざましい現代において死因の第1位である悪性腫瘍、特に肺がんに対する化学療法の最前線について学ぶことができた。
 たくさんの免疫チェックポイント阻害薬が開発、承認されており、実際の症例を何例か見せて頂きはっきりとした効果が出ていることに驚いた。
 ただ、多岐にわたる副作用を引き起こすことも事実であり、恐ろしい薬剤であるとも言える。
 実際に投薬を行う臨床医がその適正使用について勉強し、常に新しい情報についてアンテナを張ることによって、臨床的な医学の発展につながると思う。
 まずはしっかりと医師としての基礎を固めて医療の最前線についていけるよう努力していかなければと感じた。
                     初期臨床研修医 小坂 雄一郎
 

平成30年7月緩和ケア研修会


平成30年6月20日開催 緩和ケア勉強会

講演「悪性腫瘍と血栓症 ー私共のすべきことー」
講師 岐阜大学大学院医学系研究科 腫瘍外科分野 講師 田中 喜宏 先生

【学習内容概要】
 悪性腫瘍が血栓症の主要なリスクとなる事は昔からTrousseau症候群としてよく知られており、2014年に発表されたJAVA studyでも癌がVTEの一番のriskになり得ることが明らかになった。今後我が国では、癌患者の増加、抗癌剤によるOSの上昇、効果判定の造影CTによる無症候性のPTE発見の増加などによりPTE患者が増加することが予想されている。2004年にPTE予防ガイドラインが作成されて以来、PTE high risk入院患者に予防策を講じることは医療的常識となり、予防策を講じずに患者に不利益があった場合、訴訟で負ける症例も散見される時代となった。
 このような事例を少なくするためには医師のみならず、全ての医療従事者が血栓症についての理解を深め、予防、早期発見、エビデンスに基づいた治療を進める必要がある。

【参加者感想】
 悪性腫瘍の存在が血栓症のリスクになる事は広く知られた事実ですが、経験が浅く実臨床でこのような症例を経験したことのない私にとっては非常に興味深く、勉強になる御講演でした。PTE、DVTの予防の始まりはまず疑う事からだとの御言葉はこれまでそのような意識が薄かった私にとっては新鮮で非常に勉強になりました。2009年ガイドラインにはUS検査の方法も記載されているとのことなので、早速勉強したいと思います。
 また、PTE発症時にはD-dimerに比べSFMCが有意に上昇するという事実も非常に勉強になりました。その他DOAC等の先端医療のtopicsについても非常に興味深い御話を頂きました。今後担癌患者などのhigh risk患者を担当した際は積極的に疑い、自ら検査を行い、ガイドラインに従い治療を進めようと思います。
 この度は貴重で興味深い御講演を拝聴出来たことをこの場を借りて感謝申し上げます。                  初期臨床研修医 内田 宗吾
 

平成30年6月20日緩和ケア研修会講師

平成29年度

平成30年2月13日開催 緩和ケア勉強会

講演「早期からの緩和ケア、そして地域へ」
講師 名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻 安藤詳子教授

 がんを罹患する人が2人に1人となる時代になりました。そのため、「がんになっても自分らしく生きる」ためには地域緩和ケアの重要性や、緩和ケアは診断の時から始まり、その時点から患者様やご家族を支えていくことは急務の課題となっていること、そこにはすべての医療職の教育を行い、質を担保していく事の重要さをお話してくださいました。
 現在、どこの病院でも在院日数が少なくなり、告知の場面は病棟から外来に移行してきています。当院も例外でなく、外来での告知場面が多くなってきています。外来は煩雑な状況であり、なかなか患者様やご家族の心理・社会的なサポートが困難な状況です。患者様、ご家族をどのように支えていくのかが当院でも課題となっています。支えるためには基本的コミュニケーションスキルは大切であり、特に沈黙が重要であるとお話されました。なかなか難しいですが、沈黙を上手に使うことで患者様やご家族に思いを寄せ共に歩める支援者でありたいと思いました。
                      緩和ケア認定看護師 萩原一美


外来での告知イメージイラスト


平成29年9月12日開催 緩和ケア勉強会

講演「医療者がアウトバーンしないために」
講師 埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科 大西秀樹教授

 今回の緩和ケア研修会では、埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科教授、日本サイコオンコロジー学会会長の大西秀樹先生をお迎えし、「医療者がバーンアウトしないために」と題した講演をして頂きました。
 講演のポイントは「見方を変える」ということで、スライドも非常に工夫され楽しみながら講演を聴くことができました
 末期のがん患者様の中には、何度も何度も医療者側を批判する患者様や御家族がいらっしゃるということです。医療者から病状や治療方針について説明を受けると、その場では納得するが、後日何度も何度も同じ事を批判する方がいらっしゃるということでした。医療者側も繰り返し同じ批判をされ苦しみ、心が傷ついてしまいます。
 大西先生によると、これは患者様が病気のつらさ、改善しない苦しみの責任を医療者側に「転嫁」することで自らの心を護る「防衛機制」の一種と言うことです。あくまでも「防衛機制」だと一歩引きながらお話を聞くと、医療者側が傷つくことも減るということでした。理屈で説得するのではなく、患者様の話をじっくり聞いていくと、患者様の心のわだかまりがほどける瞬間が有り、そこを見逃さないようにすることが大切ということです。
 半年間研修医として患者様と接してきたなかで、がん患者様ではありませんが、治療によっても目に見える改善がないことにいらだちを覚える患者様を何人か見てきました。先生の例と同様に、いくら医療者側が説明し、その場では納得頂いても、医療者に対する信頼感を回復することが難しい場合がありました。このような場合にどう接すべきか、どうすれば患者様の不満を軽くできるのかについて悩んでいたため、今回の講演は非常に参考になりました。
今後は大西先生の講演の内容を参考にし、病気に苦しまれている患者様の「防衛機制」を理解しながら接遇することで、わだかまりを解消していきたいと思います。
                          初期研修医 松本祐輔


2017年9月緩和ケア研修会


平成29年7月5日開催 緩和ケア勉強会

講演「化学療法治療中の好中球減少時の対応について」
講師 平野恭子管理栄養士
   林 豊 がん薬物療法認定薬剤師
〔参加者の声〕
 好中球減少症の対応として食事療法(無菌食・加熱食の食事内容や調理方法)と、好中球減少に対する薬物治療(感染症としての治療と、好中球予防としてのG-CSF製剤の適正使用)について栄養科の平野先生、及び薬剤科の林先生よりご講演を頂きました。
 好中球減少している患者さんや化学療法を施行している患者さんは必ず無菌食を摂取していると思いましたが、加熱食で対応できること、食事制限しても感染リスクを下げる有益性を示さないという事実を初めて知り驚きました。化学療法治療中の好中球減少時の対応については、フィルグラスチムはガイドラインと添付文書が異なるため、投与タイミングに困ったことがあります。当院では一次予防として、投与対象となるレジメンが決められているのでとても分かりやすくて良いと思いました。               薬剤科 上田香織


平成29年7月緩和ケア研修会
平成28年度

平成29年2月21日開催 緩和ケア勉強会

講演「がんリハビリテーションを知ろう!〜今後当院で実施していくにあたって」
講師 座長:平松毅幸副病院長
   演者:外科 石原行雄医師、リハビリテーション技術科 井口英之作業療法
   士、鈴木竜太理学療法士、山田亨史言語聴覚士、看護部 萩原一美緩和ケア
   認定看護師
〔参加者の声〕
 この研修会をとおして、リハ介入の恩恵と困難さを再考することができました。早期からの予防的介入から始まり、病期別での個別プログラムは入院期間の短縮、合併症率の低下、予後の延長につながるとのこと。現在、がん治療の進歩とともに要求される知識は膨大となり、摂食・呼吸困難、運動麻痺などの各種障害や心理サポートも含め、高い専門性が求められています。がん患者の一層の可能性を引き出し支えられるためには、多職種とのチームアプローチは必須であるため、リハの役割を念頭に置きながら今後のがん治療に役立てていきたいと思います。
                       周産期科長 黒田健治

平成29年2月緩和ケア研修会



平成28年10月14日開催 緩和ケア勉強会

講演「フェンタニルレスキューを現場に活かすには?」
講師 埼玉県立がんセンター 緩和ケア科 余宮 きのみ先生

 今回の勉強会に参加して、私たちの行っているレスキューの評価だけではうまく痛みのコントロールができなかった理由がわかったような気がします。突出痛なのか持続痛なのか、薬の切れ目の痛みなのか、突出痛の種類、頻度、持続時間など患者に聞いていないこともありました。先生のいる埼玉がんセンターの看護師も、3年がかりの先生の努力で、患者にしっかり聞けるようになったこと、聞けていない時は叱らずに一緒に聞きに行っている。とみんなに広めるコツも教えてくれました。まず私たち緩和ケアチームから実践して看護師全体へ広めていきたいと思いました。
 先生の余宮劇場を見ていると簡単そうに聞いてアセスメントしているように見えるのですが、これからは、いただいた資料をポケットに入れ、見ながら患者さんに質問していきたいと思います。
                      点滴治療センター 鈴木裕子
平成28年10月緩和ケア勉強会

平成28年10月緩和ケア勉強会


平成28年9月9日開催 緩和ケア勉強会

講演「がん患者・家族の怒りのアセスメントおよびマネジメント」
講師 名古屋市立大学大学院医学研究科 明智龍男教授
座長 平松毅幸副病院長

 テーマは『がん患者・家族の怒りのアセスメントおよびマネジメント』というもので、医学的かつ精神学的な内容が取り上げられ、感情とは何か、怒りが何故生じるのかという解説がなされた。
 患者の感情、特に怒りに対応する力は、医療関係者に強く求められる。怒りの理由が器質的なものか、心理的なものかの判断が、思いの外重要だと知り、今回のセミナーは、がん患者とのコミュニケーションの指針となり得る、非常に有意義なものだった。         1年次研修医 樫原裕治郎
平成28年9月緩和ケア勉強会


平成28年7月26日開催 緩和ケア勉強会

講演「癌性疼痛の基本と最近の話題」 緩和薬物療法認定薬剤師 小野田千晴
講演「緩和ケアチームの活動について」 
緩和ケア認定看護師 石井夕紀

 院内緩和ケアチームは院内はもちろん、地域へも出向き活動をしています。
 昨今、多職種連携といわれていますが、特に地域ではさらに関わる職種も多くなり、コミュニケーションをとるのに苦労をしています。しかし、写真のように合同勉強会を開き、顔のみえる関係性を構築していく中で一緒に考え、同じ方向に向けるようになってきたように感じます。
 私たち緩和ケアチームは病棟スタッフのみなさまと一緒に、患者様・御家族様の希望が叶えられるように活動していきたいと思っていますのでこれからも宜しくお願いします。
                    緩和ケアチーム 萩原一美

在宅緩和を考える@焼津
在宅緩和を考える@焼津のメンバー


平成28年5月31日開催 緩和ケア勉強会

講演1 「化学療法前のHBV検査の必要性」 
林 豊 がん薬物療法認定薬剤師 
 がん化学療法や免疫抑制療法を行なうとB型肝炎ウイルス(HBV)の再活性化を生じ、劇症肝炎で死亡するケースもある。HBV DNAモニタリングと抗ウイルス薬の予防投与で劇症肝炎の予防が期待できるので、治療前にはHBVの再活性化リスクを評価し、リスクに応じた対策を行なうことが必要という内容でした。

講演2「抗がん剤の曝露対策」 土屋美希子 がん化学療法認定看護師 
 抗がん剤の影響は、患者のがん細胞や正常細胞にとどまらず、その人の細胞にも影響を及ぼし、発がん性や催奇性、生殖毒性なども含め健康への悪影響がある。職業曝露に関する安全基準はまだ確立されていないため、低濃度の抗がん剤に断続的に曝されている私たちは、防護用具を適切に使用するなど、一人・一人がリスク意識を持ち、曝露防護する事が大切という内容でした。

講演3「悪性腫瘍の化学療法におけるオーラルマネージメント」
歯科口腔外科 森 正次医師
 化学療法におけるオーラルマネージメントを予防と治療の2つの切り口から事例をふんだんに取り入れて話しがありました。治療前に口腔外科を受診することで、治療による口腔内の症状が軽症となること、症状がでたら治療で早期に改善することができ、患者の苦痛も少なくてすみ、治療も完遂できる。今は、保険点数もついているので治療前の口腔外科受診を促した内容でした。

 3つの講演とも、「備えあれば憂いなし」ということがよくわかりました。講演1や3はリスクを理解して実施していけるシステムも必要になると思いました。歯科衛生士さんたちのケアで著しく改善した事例には、感動しました。
 2つめの被曝は、目に見えないものだからこそ、「自分の身を守るのは自分なのだ」ということを改めて感じました。忙しくても確実防護用具を付けて自分の事も大切にしながら患者と共に治療に携わっていきたいと思います。
                点滴治療センター 鈴木裕子

 

平成27年度

平成28年3月25日開催  緩和ケア勉強会

 「放射線治療の有害事象とその対応について」 講師:山梨大学医学部放射線医学講座 大西洋教授

【研修内容】
 放射線治療の有害事象についてと、放射線がDNAにどのように作用し腫瘍を縮小していくのか、また治療を途中で休んでしまうことによって放射線の治療効果が落ちてしまうということを分かりやすく説明して下さいました。
 根治治療時、一時的に酷い症状が出現してしまうことがあります。患者さんにとっては、辛くて治療を途中で諦めてしまいたくなってしまう体験です。そのような中、患者さんの辛い気持ちを十分に酌み取り、継続して照射し予定通りに完遂できるように支えること、少しでも生活しやすいように日々のケアを工夫することがとても大事であると改めて思いました。
 また、6月に新しく当院に入る予定の治療機器は、これまでよりも高精度の治療が可能になり、他院へ放射線治療のために出向かなければならなかった患者さんの負担が減るであろうことをお話し下さいました。放射線治療の方法が増えることで、それぞれの方法に合わせた支援が必要となり、放射線治療を受ける患者さんを取り巻く各職種が協力連携していくことが求められるであろうと思いました。           外来看護師  赤坂美乃里





平成28年1月29日開催  緩和ケア勉強会

 「早期からの緩和ケアをどう実践するか」 講師:日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 勝俣範之教授

【研修内容】
 腫瘍内科医として第一線でご活躍の勝俣先生に、腫瘍内科医からみた緩和ケアについて@日本のがん医療・緩和ケアの現状A抗がん剤治療をいつ止めるべきか?B早期の緩和ケアとは?を中心にお話していただきました。

 私は名古屋でのある勉強会で先生のお話を聞いたときからの大ファンでしたので、焼津に来ていただけたことが夢のようでした。
 「進行・再発と診断されたときから緩和ケアを実践する」ことが厚生労働省から言われています。腫瘍内科という化学療法中心の治療をされている先生の立場から、治癒ではなくがん治療とうまくつきあいながらQOLを維持していくために,早期からの緩和ケアが終末期に無理な化学療法をせずに生存期間を伸ばせること、患者さんの声に耳を傾け医療者と患者さんが終末期の希望を十分に話し合っておくことの大事さを教えていただきました。

 緩和ケアが、何もすることがなくなってからの治療・ケアではなく、「がん治療における第4の治療」として、今後も広まっていってほしいと感じました。      薬剤師  小野田千晴

 




平成27年9月15日開催  緩和ケア勉強会

 「がん末期の患者を在宅にスムーズに移行するために、病院で出来ること」 
  講師:藤枝市立総合病院 緩和ケア科 吉野吾朗先生

 【学習内容】
 今回は、藤枝市立総合病院の緩和ケア科の吉野吾朗先生に「がん末期の患者を在宅にスムーズに移行するために、病院で出来ること」をテーマに講演をしていただきました。
 先生は、患者様に「希望はなんですか?」と必ず聴くそうです。当院では、患者様の希望というより病院の方針で退院を促す事もあり、「追い出された」という印象を持っていることもあります。死が自然のプロセスと受入れていない場合は、「何とかよくなりたい」と、現実とはかけ離れた希望を最後まで抱いてがんばってしまう事も多い。また、患者が元気な時から、必ず訪れる「死」や「価値観」、「家族状況」などに関するコミュニケーションを実践していくことがとても重要なのだと思います。医療の中には、延命のためのいろんな手段がありますが、この患者にとって「苦痛の軽減に繋がるのか」、在宅支援では「これなら家に帰りたい」と思うのかを患者や家族、緩和ケアチームなどのラウンドでディスカッションしていきたいと思っています。
 死は敗北ではなく、自然な事ということを医療者は考えなければならないのだと改めて思い出させてくれた講演でした。
                                                            がんよろず相談 鈴木 裕子




平成27年7月21日開催  緩和ケア勉強会

 「分子標的薬の有害事象について考えよう」 講師:外科 佐藤沙希医師

「分子標的薬の有害事象について考えよう」と題して、外科の佐藤沙希先生が提示していただいた事例でグループワークを行いました。
 @「嘔気+食欲不振」をがん薬物療法認定薬剤師の小野田千晴さん、A「口内炎と味覚障害」を、歯科衛生士の大久保和美さん、B「皮膚障害」を、がん薬物療法認定薬剤師の林豊さんがミニレクチャーを行ないました。

【参加者の声】
 今回の緩和ケア勉強会は、グループワーク形式で行われました。ランダムに集まったグループにですので、普段は接することのない部署や職種の方々との意見交換はとても参考になりました。テーマであった食思不振や嘔気、口内炎、皮膚障害などでは、出現する症状の原因は一つでなく複合的因子が絡んでおり、それに対応するために多方面のアプローチが効果的であることをあらためて感じました。
 また、ミニレクチャーは大変わかりやすかったです。薬剤科や口腔外科のバックアップが整っていることは、とても心強いと思いました。
 私たちは、患者様を中心に、職種を超えて横のつながりをもつことが大事であると知ることが出来ました。これらのことを今後に活用していきたいと思います。  
 3C病棟看護師 杉本 桃子
 

平成26年度

平成26年11月12日開催  緩和ケア勉強会

 「人生の意味 〜在宅緩和ケアの実際〜」 講師:たんぽぽ診療所 遠藤 博之院長

 【参加者の声】
 「人生の意味〜在宅緩和のケアの実際〜」は、たんぽぽ診療所の遠藤先生に、往診先の患者様やその家族との関わり等、お話を聞くことができました。緩和ケアは患者様が亡くなったら終了ではなく、残された家族へのケアも大事であり、緩和ケアの大切さを改めて実感しました。
 また、人生の意味についても考えるきっかけとなりました。     6B病棟看護師  平田 沙織


平成26年9月16日開催  緩和ケア勉強会

 「分子標的剤と副作用マネジメント」 座長:平松毅幸 副病院長 講師:林豊がん薬物療法認定薬剤師

 【参加者の声】
 今回、分子標的剤と重大な副作用のマネジメント方法について、看護の視点も踏まえ教えて頂きました。分子標的剤はこのところ、いろんながんで使用が拡大し、外来化学療法でも多くの患者が実施しています。大腸がんで皮膚障害や手足症候群もみられていますが、長く数多くのレジメンをこなし自分なりの対応をしている患者様に対して観察や生活指導などあまり積極的に行なっていませんでした。今回学んだ生活指導は、治療の継続にも大きく関わって来ることであるため、パンフレットを利用して、スタッフみんなが指導できるように内容を共有して実施していきたいと思います。          点滴治療センター看護師 鈴木 裕子



平成26年7月23日開催  緩和ケア勉強会

 「最近の鎮痛剤の話題」 座長:平松毅幸 副病院長 講師:薬剤師 小野田千晴

 【参加者の声】
 4C病棟では、癌療養中の入院患者様が多く、疼痛や呼吸困難で苦しむ方、腹部膨満がひどく苦痛が強い方など、緩和ケア対象の患者様との関わりは多い。今回の講演では、突出痛に関してと、突出痛に効果のあるレスキュー薬について詳しく説明いただき、普段の患者様との関わりをイメージしながら聴くことが出来た。普段の患者様の様子と、薬剤の使用方法などを説明しながらだったので、とてもわかりやすく理解しやすかった。今後対象の患者様との関わりの中で、今回得た知識を活かし、患者様の苦痛を少しでも緩和出来るような関わりをしていけるよう努力していきたい。 
  4C病棟看護師 藤井 那奈



平成26年6月6日開催  緩和ケア勉強会

 「放射線治療に伴う効果と有害事象」 講師:山梨大学大学院医学工学総合研究部 大西 洋教授

 【参加者の声】
 本日は貴重なご講演をしていただきましてありがとうございました。
 放射線治療に対して専門的な治療方法や治療器材の紹介、患者さんの様子や治療による合併症など細部にわたり説明していただけましたので、とても勉強になりました。
 放射線療法中の口腔内合併症は化学療法時よりも長期化するうえに、重篤な症状が継続しますので、治療だけではなくその後の合併症を見据えた予防的な処置やケアを考えていくことが重要だと改めて感じました。今後も患者さんの周術期ケアに携わり有害事象の予防に努めたいと思います。
   歯科口腔外科 歯科衛生士 大久保和美


平成25年度
平成25年9月17日開催  第3回緩和ケア勉強会

 「緩和ケアのサイエンスとアート」 
 講師:静岡がんセンター緩和医療科部長 大坂 巌先生

 【参加者の声】
 大坂先生のお話は、とても興味深く、貴重なお話でした。緩和ケア病棟で勤務されている先生は、患者様にとってとても近い存在であり、患者様の気持ちに寄り添っていると感じました。
 ターミナルの患者様の症状は、苦痛が増強するものばかりではなく、軽減するものもあるというお話がありました。患者様にとって、倦怠感や食思不振など時間が経つにつれ症状が強くなるものもあれば、コントロール次第では痛みのように緩和されていくものもあるということを学ぶことが出来ました。そのような患者様の状態の変化を観察・傾聴しながら、患者様にとってより良い治療が行われるように看護師として関わっていきたいと思いました。              6B病棟看護師  中野智子



平成25年7月16日開催  第2回緩和ケア勉強会

 「各オピオイドの使用のコツ」  
 座長:平松毅幸 副病院長  講師:薬剤師 小野田千晴

 【参加者の声】
 各オピオイドの使用のコツというテーマで、痛みの評価方法、オピオイドの特徴、副作用などの話や、オキシコドン系で新たに採用されたオキファストについての報告がありました。4Aでは婦人科癌の患者様に対してオピオイドを使用することがあり、その対応に苦慮することが多いです。使い分けのポイントや、副作用出現時の具体的な観察方法等も説明していただき、看護師としてすぐに生かせる情報を得ることができました。これからも患者様が安全で安心してオピオイドが使用できるよう、努めていきたいと思います。                    4A病棟看護師 宮崎典子



平成25年5月21日開催  第1回緩和ケア勉強会
 
 「アロマ外来の実績報告」   3A病棟看護師  山田明美

 「化学療法の副作用とその対処方法 好中球減少症・骨髄抑制」   薬物療法認定薬剤師 林 豊

 【参加者の声】
 アロマ外来については、立ち上げるまで山田さんの信念や情熱など感じられ、ご苦労があったのだと感じました。アロママッサージで、患者さんのしびれや痛みなどの症状をとる目的以外に癒やしや心の内を聴いてもらえる場があることが大きな意味があると思いました。H24年度は24件あったとのことでしたが、今後、患者さんの口コミで増えるといいなと思いました。
 悪性リンパ腫の化学療法については、私の勤務する病棟には、ケモの患者さんがいないので、難しかったですが、血管外漏出のリスクの高い薬は、輸液ポンプを使っていけないなど、看護の視点で勉強になりました。                 6C病棟看護師  浅見早苗

 R―CHOPのレジメンが昔からあるものだとわかりました。血液内科の診察が隔週と減りましたが、引き続き他科から血液内科の患者さんのケモが行われていくと思いますので、理解を深めていきたいです。
 また、発熱性好中球減少症については抗菌薬の予防投与のことがわかりました。
 ワクチンの接種についても、患者さんから質問があるので良かったです。
 日常生活での感染予防策については、内容によっては治療の為、生活の変化を余儀なくされることにもなるので、エビデンスのないものであれば以前から言われていることであっても、取り入れる必要はないかなと思いました。             点滴治療センター看護師  北原泉美
 

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