/ 人間ドック・健康診断のご案内
日本における悪性腫瘍による死亡の第1位は肺がんです。年間約7万人の方が命を落としています。肺がんは病変がある程度進行するまで症状があらわれにくく、発見された時は進行していることが少なくありません。がんの中でも生存率の低い病気といわれています。
早期発見がなによりも大切です。
現在、検診では胸部エックス線検査で早期発見に努めていますが、小さな病変を見つけるには限度があります。
CT検査では体(肺)を輪切りに描出する断面像を撮影します。胸部エックス線検査では見つけにくい濃度の薄い肺がんや、心臓、血管、肋骨に隠れてしまう肺がんを見つけることができます。胸部エックス線検査と比較してCTによる肺がん発見率は約10倍程度高く、見つかる肺がんは早期の比率が高いといわれています。
肺がん検診時のCTでは、被ばく線量を減らすため通常の検査時よりも放射線量を5分の1程度に少なくした低線量で撮影しています。
当院での被ばく線量は2mSv以下に設定しています。
(*日本人が1年間にあびる自然放射線量は2.4mSvといわれています。)
胸部X線画像
胸部X線画像では早期の病変は
見つかりにくいです。
CT画像(横断像)
CT画像では淡い早期の病変も
指摘できます。(早期がん)
CT画像(冠状断)
CT画像では断面を変えて
診断可能です。
より小さな病変や早期の肺がんを発見し有効な治療が可能になります。他にも肺気腫、肺線維症などの肺疾患の抽出も可能です。
しかし、がんではない紛らわしい陰影も見つかることがあります。その際には精密検査や経過観察などを行うこともあります。
検診は、肺がん低線量CT検診単独検査と、通常の人間ドックにオプションで付け加えることもできます。
予約申し込み(電話または来院)
平日12:00~16:00の間に、健康管理センターまで電話または来院にてご予約ください。(完全予約制)
電話番号 054-623-3111(代表)
検査当日
当日は、予約時間に健康管理センター(2階外来奥)にお越しください。
検査結果報告
2~3週間後を目安に郵送します。所見ありの場合は、当院に受診できます。
16,940円
13,550円(オプション料金)