中央放射線科
一般撮影 (胸部、腹部あるいは骨の検査など)
X線検査(レントゲン)・・・X線を利用して検査すること
撮影室
番号 |
部屋名 |
内容 |
注意 |
その他 |
1 |
胸腹撮影 |
胸部と腹部の写真を撮影する部屋 |
撮影範囲内にボタン、金属類、湿布、プリントTシャツ等の無いように |
必要に応じて息を吸ったり、息をはいたりして撮影します。
また、立って撮ったり寝て撮ったりもします。 |
2,3 |
骨全般 |
骨の写真を撮影する部屋 |
撮影範囲内にボタン、金属類、湿布、プリントTシャツ等の無いように |
2方向以上の撮影をします。 |
8 |
オルビックス |
頭の細かい部分を撮影する部屋
(耳部、下顎部、視神経) |
入れ歯、ピン止め、イヤリング等の無いように |
下顎部に関しては必要に応じて口を開けたり、閉じたりします。 |
10 |
パノラマ+
セファロ |
歯の写真を撮影する部屋 |
入れ歯、ピン止め、イヤリング等の無いように |
歯全体の写真を撮影します。15秒ぐらい口を動かさないように |
乳房撮影(マンモグラフィ) |
乳房の写真を撮影する部屋 |
乳房にバンドエイド等の無いように |
乳房を圧迫します。 |
その他撮影時の注意事項
- 撮影時に付き添いの方にも介助してもらうことがあります。
- 必要以上の被曝を避ける為、当院では性腺に対する防護や照射野をしぼるなどの努力をしています。
- 妊娠している方は医師、放射線技師に申し出てください。
- レントゲン撮影に写ってしまうもの
ボタン、金属類、プリントのあるTシャツ、エレキバン、しっぷ、ブラジャー等
- 撮影部位によって順番が多少前後することがありますが御了承ください。
放射線の影響
私達は自然の放射線を1年間に約2.4mSv浴びています。これの数十倍を浴びても障害は認められません。
放射線を少しずつ長い期間にわたって浴びた場合の影響は、同じ量の放射線を短い時間内に強く浴びた場合の影響に比べると、ずっと小さいことがわかっています。これは、人の体に備わっている回復作用のおかげです。
よくある放射線検査に関する質問と回答
Q:日常でも放射線を受けるって本当ですか?
A:本当です。自然放射線と言い、日本では平均年間2.4ミリシーベルトと言われています。
大地、宇宙線、空気中、食物等から常に放射線被ばくを受けています。
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Q:妊娠に気づかずにレントゲン(X線)検査を受けてしまいましたが子供は大丈夫でしょうか?
A:通常のレントゲン撮影では子供の影響はありません安心して下さい。
腹部が検査部位である胃透視(5ミリシーベルト)でも、胎児が受ける放射線の量はごくわずかであり
、なんら心配することはありません。
ただし、妊娠が判明している場合は、放射線診断の必要性を考察すべきなので、申し出をしていただき
たいと思います。
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Q:短期間に様々な放射線検査を受けましたが大丈夫でしょうか?
A:必要性のある検査に関しては問題ありません。
放射線障害の多くは、一度に受ける放射線量により発生します。
ただし、同時期に同じ検査を受ける必要がない事もありますので、行なった検査の内容を教えていただ
ければ細かなアドバイスが出来ると思います。
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Q:レントゲンを撮影する時どうして「金属類を外してください」と言われるの?
A:できる限りきれいな写真が撮影できるよう心がけております。
金属が映り込んだ所がちょうど見たい部位だったとか、そこに悪いところがないと否定できない写真と
いうのも困りますので、再度撮影することになります。
被ばくの軽減にもつながります。ぜひ身軽な格好で来院していただくようにお願いします。
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Q:お見舞いに行ったら部屋でレントゲンを撮っていたけど大丈夫でしょうか?
A:病室で胸部や腹部の放射線検査をする事があります。ポータブル撮影と言います。
移動困難な患者さんや、状態の悪い患者さんに対し移動型の機械で写真を撮ります。
撮影する患者さんの撮影部位に少ない放射線量を使用していますので、被ばくの心配はありませんが、
不必要な被ばくを避ける意味で、退室をお願いしています。
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◆一般撮影の皮膚線量(撮影1枚あたり)
頭部 約3.5mSv |
股関節 約2mSv |
胸部 約0.2mSv から0.4mSv |
下腿 約2mSv |
腹部 約3.5mSv |
手 約0.1mSv |
腰椎 約4mSvから10mSv |
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◆放射線皮膚障害と線量の関係
線量 |
早期影響 |
慢性影響 |
500mSv
(0.5Sv) |
染色体の変化のみ |
変化なし |
5000mSv
(5Sv) |
一時的な紅斑と脱毛 |
通常は変化を認めない。
機能障害の危険が増大する。 |
25000mSv
(25Sv) |
一時的な潰瘍 |
萎縮、血管拡張、色素異常 |
50000mSv
(50Sv) |
永久的な潰瘍 |
慢性潰瘍
発癌の危険性が高くなる。 |
500000mSv
(500Sv) |
懐死(透過力の弱い放射線によるものであれば回復の可能性がある。) |
永久的な組織破壊(深さは放射線のエネルギーによって異なる。) |
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