救急車が到着すると多くの人が一気に集まって、アッと言う間に心臓カテーテル室に患者さんを連れて行く。心臓が止まりそうになって来院した患者さんが歩いて退院する。そんなダイナミック体験ができる科が循環器科の表の顔です。
逆に目立たない裏の顔もあります。超高齢化社会となり、高血圧や狭心症、心筋梗塞、弁膜症、不整脈、心不全などの心臓の病気を抱えて暮らしている方が増えています。
そんな患者さんがある日心臓以外の手術が必要になる場合があります。
心臓が手術に耐えられるのか? 術中・術後に注意すべきことは何か? 問題が起きたらどう対処するのか? そんな他科の縁の下の力も循環器内科の大事な仕事になります。
さらに、循環器内科では、心臓の病気を抱えて御高齢となった患者さんをどのように診ていくのか?どうすれば住み慣れた場所で暮らし続けていただき、できるだけ長く今までの生活を続けられるかを考えた外来診療というニーズが急速に高まってきています。
現在当院では、人手を必要とする救急対応を今すぐに再開できるという状況にはありません。しかし、上記のように循環器内科のニーズは広範囲に渡って存在しています。
そのような中、将来、開業や地域医療を考えていらっしゃる先生や、長く一人の患者様と付き合っていきたいと考えていらっしゃる先生には魅力ある環境であると思います。
当院の現状では循環器疾患のすべてに対応できるわけではありません。他院での検査・加療をお願いすることも多い状況です。しかし、循環器の専門家として患者さんの生活に寄り添った医療が提供できる魅力があります。
このような特徴を持つ当院で将来のために経験を積みたいという方は、ぜひ下記までご連絡ください。お待ちしております。
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